おやすみ10 ページ13
No side
これは、悲しすぎた少女の過去。
その少女は、『才能が花開くように』という意味を込められ
〟開花〝と名付けられた
父はかなり有名なサッカー選手
母はモデルと小説家を両立している
そんな二人の間に産まれたのだから、当然周りからの期待も大きい。
彼女はすくすくと育った。とても美しい女の子に。
小学校では勉強や運動ではほぼ負けなしだった。
特にサッカーでは、男子が何人止めに入っても、止められることはないほどだった。
読書感想画や応募小説では、最年少で最優秀賞。
とにかく何でもできる少女だった。
褒められるのが好きな少女だった。
「開花ちゃんすごーい!何でもできるじゃん!」
「開花ちゃんって何でもできるしかわいいし、ホント羨ましいな♪」
「開花お前・・・ほんっとすげーな!」
「開花ちゃんは可愛いし優しいし元気だし・・・本当にいい子だねぇ。うちの孫の嫁にどうだね?釣り合わんかもしれんがね(笑)」
「さすが私の娘ね。偉いわ。これからも期待しているわよ。」
「開花もかなりサッカーうまくなってきたなぁ!さすがだな!」
幸せな毎日だった。
崩れるなんてあり得ないと思ってた。
ある日のこと。開花は過眠症及び睡眠呼吸障害で倒れた。
開花は風邪を引いた時のように、心配してもらえると思っていた。
両親の放った言葉は、信じたくないような言葉だった。
桜「あの・・・ごめんねお母さん。お父さん。」
桜母「あなた・・・簡単に言うときゅうにねてしまって、うまく息ができない病気なの。だから外出もできないの」
桜「そ、そうなんだ・・・。」
桜父「お前には、将来活躍してもらう予定だったんだがな。
お前には失望したよ。もう妹もいるし、お前よりできないことがあるとはいえ、動けないお前よりましだな。
こんなやつのために入院費はらわないといけないなんてなぁ。
もうお前にはようなしさ。」
二人が帰ったあと、開花は泣きながら二人への愚痴を吐いていた。
その時、騒がしい足音が聴こえてきた
「おばあちゃーーーーーん!!!!
元気ーーーーー!!!!????」
桜「・・・はっ?」
勢いよく扉を開けて、いきなりそうさけんだ女の子に驚きを隠せない開花。
「・・・あれ?おばちゃん若返ってる!?」
桜「まずあなたのお婆ちゃんじゃないし。」
「じゃあ何でお姉さんここにいるの!?名前は!?」
桜「へや間違えたんでしょ・・・。」
これは、小6の秋のこと。
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SASIMI(プロフ) - さんまさん» 続きですかぁ…発想力がないので無理ですn((ほとんどはイラスト集を作っているので、良ければそちらの方も宜しくお願いいたします!! (2017年7月15日 12時) (レス) id: 445a9cb34a (このIDを非表示/違反報告)
さんま - 面白かったです!でも続きが見たいっていうワガママが… また他の作品を楽しく読ませて頂きなす!! (2017年7月15日 10時) (レス) id: 125eea1025 (このIDを非表示/違反報告)
SASIMI(プロフ) - いろはすさん» マジですか!?ありがとうございます!!!!! (2017年7月5日 14時) (レス) id: 445a9cb34a (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - 完結まで面白かったです! (2017年7月4日 23時) (レス) id: 510bab0b4d (このIDを非表示/違反報告)
SASIMI(プロフ) - みささん» 返信遅れてすみません(*_*; スマホが紛失してましたwそうなんですね・・・。勉強になりました!ありがとうございます。さっそく変えてきますね♪大好きだなんて・・( 〃▽〃)あありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願い致します! (2017年7月4日 0時) (レス) id: 445a9cb34a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SASIMI | 作成日時:2017年3月26日 0時