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side kei
｢っ…はぁ…だいちゃ…やだ…｣
有｢ねえ、覚えてる？いや、覚えてないか。
いのちゃんが高木に盗られた日。｣
｢そんな日、覚えて、ない…｣
恐怖で、思わず声が震える。
有｢そうだよね、覚えてるわけないか。
まあ、すぐ思い出すよ。今日は、復讐の日だから。｣
俺に跨りながら、大ちゃんはカチャカチャと自らのベルトを弄る。
何がこのあと行われるか、俺はその事をすぐに察して、体が化石のように硬直する。
いやだ。
心の中では痛いほど思っているのに、1度震えた唇はもう言葉を発することさえできない。
そんな自分が嫌で、悔しくて、堪えていた涙があふれ出る。
有｢大丈夫、優しくするから。だからお願い、帰ってきて。｣
帰ってきて
その言葉に揺れまどう心は、彼に片寄り出す。
そして、彼がもう一度だけ唇を深く重ねた時、
彼の言っていた【盗られた日】のことを鮮明に、色鮮やかに思い出した。
｢ゴホッゴホッ…ヴ…ゲホッ…ハァ…｣
その時、今まで影を潜めていた咳の発作が、俺の恐怖を加速させた。
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syuri(プロフ) - かのさん» めっちゃ嬉しいです！ありがとうございます。更新頑張りますね！ (2018年8月3日 21時) (
レス) id: 6144f4462e (このIDを非表示/違反報告)
かの - 続きすっっっごく気になります！！ 読んでてドキドキします！更新頑張ってください！応援してます！！ (2018年7月28日 7時) (レス) id: 9c84d691f0 (このIDを非表示/違反報告)
syuri(プロフ) - きなこさん» いやもうね、瑛治くんしか出てこんかったwww丁度いいかなーと思ってwww (2018年6月9日 18時) (レス) id: 6144f4462e (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ちょまwwwwww 誰かと思ったら瑛治くんwwwwwwwww (2018年6月9日 18時) (レス) id: 32cee10fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅり | 作成日時：2018年5月2日 19時
