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*
『……ふぅ、』
私は一人、ティーカップを片手に夕暮れを楽しんでいた。
……が、そんなブレイクタイムも束の間、ドタドタと足音が私の部屋に近づいてきている。
sk「Aちゃーん！！」
『…はい、なんですか？』
sk「えっ、なんでそんなに落ち着いてんの？いつもだったらもっと驚いてるのに」
『坂田様の足音があまりにも大きかったので驚くに驚けませんでした。』
sk「はは、ごめんて。」
結構な速度で走ってきたらしく、いつも以上にアホ毛がぴょんぴょんしている。
『……で、なんの用ですか？何か用があっていらしたんですよね？』
sk「そうそう、物置の整理をそろそろしようって話が前から出てたんやけど、明日から整理しようと思っててん。」
『はぁ……って、明日から始めるのなら今私に声をかけてもあまり意味がないのでは…？』
sk「ちゃうんよ、Aちゃん。明日イチからやると結構大変やから、今日のうちにある程度は進めとくんよ」
『…なるほど。』
坂田様にしては結構賢い考えをするなぁ、と一人心の中で感心していると、坂田様がおもむろに口を開いた。
sk「……ま、これもセンラが言ってたことなんやけどね。」
……ですよね。
*
sk「……さ、始めようや。はよせな日が暮れてまう」
『そうですね。』
私の返事を聞いた坂田様は、ポケットから物置部屋の鍵を取り出して鍵穴に差し、それを回した。
『相変わらず埃っぽいですね……』
sk「まぁね。そんな頻繁に掃除なんてせぇへんし、滅多に入らへんもん」
『…あっ、見てくださいこれ。前に全員で見てた写真じゃないですか？』
そう言って私は目の前にあった写真を写真立てごと手に取り、坂田様にも見えるように差し出した。
sk「あー、そういえば見たね。なんか、この女の子がAちゃんに似てるとか言って。」
『そんなこと言ってましたねー…』
そんな他愛もない会話をすると、ふと坂田様が私の手から写真立てを奪うと、私と写真に写った女の子を比べるようにして視線を動かしている。
sk「……やっぱり、」
『やっぱり？』
sk「この女の子、Aちゃんやって。」
『えぇ、そんなまさか。』
疑ってはいるものの、若干私も写真を見ていたときから幼き頃の自分なのではないかと思い始めていた。
坂田様の手に移った写真立てを凝視する。穴が空くほどに、じっと見つめる。
『……これ、私なんでしょうかね』
sk「これを見る限りはAちゃんっぽいよなぁ。」
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Machika@まっくる - 紅灯-あかり-＠crewさん» うわぁぁぁぁぁぁ、本当だ…!!!お恥ずかしい……指摘ありがとうございます、直しておきますね！(''*) (2020年2月19日 19時) (
レス) id: e907e9a35f (このIDを非表示/違反報告)
紅灯-あかり-＠crew(プロフ) - すみません！指摘です…。最後の話66になってますが67じゃないですか？？わざとそうしていたりしていたらごめんなさい…！ (2020年2月19日 14時) (レス) id: 7ac7f90b4f (このIDを非表示/違反報告)
Machika@まっくる - 鈴星さん» 1話から見ていただけてるなんて…！感激です！頑張りますね！(`∀´d (2019年12月21日 10時) (レス) id: e907e9a35f (このIDを非表示/違反報告)
鈴星 - 1話から見させて貰ってます！頑張ってください！ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 7dc0e7e3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっくる | 作成日時：2019年12月11日 17時
