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mr視点
『お兄ちゃん、お兄ちゃん……！！私だよ、Aだよ…！！なんで、どうして……？ケホッ、ケホッ……』
目の前で喚き散らす女性。
ずいぶん若いようだが、ここに仕えているのだろうか。
俺自身は全く身に覚えがないが、本人は俺の妹だと言い張る。俺が、この人の兄……？
喉元で引っ掛かっていた何かが、だんだんと姿を現す。本当は、本当は……！！！
mr「……ッA…！！！」
『……お兄ちゃ、ん……！思い出してくれたの……？…ケホッ……』
あぁ、思い出したよ。
全部、全部。
何かあるごとにすぐに泣きじゃくっていたお前が、こんなに立派に成長しているなんて思ってもみなかったよ。
mr「…そうだよ、お兄ちゃんだよ。A、俺はここにいるから。ゆっくり、息を吸うんだ。」
『…すぅ……はぁ……』
志麻たちに背中をさすられながら、落ち着きを取り戻しつつあるA。
やがて、すっかりいつもの呼吸に戻り、かかんでいたAは自分の足でしゃんと立っていた。
『お兄ちゃん……』
mr「A……お前、立派になったんだな。」
『ううん、そんなことない。この四人の方々のおかげだよ。』
そう言うと、Aは後ろにいる四人の顔を見回した。そして、またこちらに視線を戻した。
『……』
sk「…どうしたん、Aちゃん。」
『…ふと思ったんですけど、お兄ちゃんと坂田様たちって、どういう関係なんですか？』
sk「あー……あー…………」
説明するのがめんどくさい、というように困った顔で俺を見てくる坂田。しょうがない、助けてやろう。
mr「実はな、お前と生き別れたあと引き取られたのが従兄弟である志麻の家でな。」
『へ？……へ！？』
手始めに少し説明しただけなのに、目を大きく見開いて驚いている。その様子にくすりと志麻が笑う。
『お兄ちゃんと志麻様が従兄弟ってことは……私と、志麻様も従姉妹ってこと……？』
sm「そういうことになるらしいなぁ。」
『なんでそんなに落ち着いてるんですか？お兄ちゃんから話聞いてたんですか？』
sm「いや？前から椀とAちゃんが兄妹っぽいなぁ、とは思ってたからさ。そんなに驚かへんかってん」
『うぇぇ……』
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Machika@まっくる - 紅灯-あかり-＠crewさん» うわぁぁぁぁぁぁ、本当だ…!!!お恥ずかしい……指摘ありがとうございます、直しておきますね！(''*) (2020年2月19日 19時) (
レス) id: e907e9a35f (このIDを非表示/違反報告)
紅灯-あかり-＠crew(プロフ) - すみません！指摘です…。最後の話66になってますが67じゃないですか？？わざとそうしていたりしていたらごめんなさい…！ (2020年2月19日 14時) (レス) id: 7ac7f90b4f (このIDを非表示/違反報告)
Machika@まっくる - 鈴星さん» 1話から見ていただけてるなんて…！感激です！頑張りますね！(`∀´d (2019年12月21日 10時) (レス) id: e907e9a35f (このIDを非表示/違反報告)
鈴星 - 1話から見させて貰ってます！頑張ってください！ (2019年12月20日 20時) (レス) id: 7dc0e7e3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっくる | 作成日時：2019年12月11日 17時
