6,旧体育館倉庫 玲莉 ページ7
「は……っ⁉」
俺が見たそれは__。
__魔法陣。
「なんだよ、これ」
魔法陣の中心に、秀霊のフルネーム。
「私もわからない」
秀霊が作ったのか?
それとも__。
「秀霊が呪われてる__?」
これなら、秀霊がしゃべらないのもわかる。
呪われていて成仏出来ないのでは?
しゃべらないのではなく、しゃべれないのでは?
「どういうこと……?」
光り輝く魔法陣に圧倒しながらも、説明していく。
俺の説明が終わったら、橋本はうなずいた。
「そうかもしれない」
秀霊は何か未練を持って死んだ。
今でも縛りつけられているのだろう。
俺らが見つけなかったら、ずっとこのままだったのか?
助けなかったら、これからもずっと?
「助けよう」
俺はゆっくりと、でも強く言った。
助ければ、いいことだらけだ。
秀霊は天国に逝けるし、俺らは秀霊を気にすることなく暮らせる。
「そうだよね」
橋本も頷いてくれた。
「あらためて、よろしく」
俺らはガッチリと握手した。
橋本の細い手に、守ってやらないと、と決意した。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
皆さんお久しぶりです。
玲莉です。
急な展開だけど、温かく見守ってくれるとありがたいです。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:玲莉、優俐恵、凛、凜 | 作者ホームページ:http://hei.(malonu)
作成日時:2017年11月17日 22時