Daily Motion 3【男性声優】

手が早い ページ8

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やっと監督からOKを頂くことができたのは何テイク目だったろうか。


杉山)｢穴澤さん…なんか今日は調子悪い…のかな｣

『あっ、いや、ほんとすみません!!』



杉山さんや、スタッフさんにも心配の声を掛けられる始末。こんなんじゃダメだなぁと思いつつ、一端ブースから出て遊佐さん達がいる部屋に戻った瞬間




遊佐)｢ちょーっとごめんね?｣

『わ!?』


ドアのすぐ近くにいた遊佐さんに腕を引っ張られ、そのまま遊佐さんに引き寄せられる


突然の出来事に何も出来ないでいると、ﾋﾔﾘとした感触を額に感じた



『遊佐…さん?』

遊)｢うーん…熱はないみたいだね｣




そのﾋﾔﾘとした感触は、遊佐さんの手だった。



『ど、どうしたんですか?』


遊)｢どうしたはお前でしょ?｣



遊佐さんのセリフが理解できず、脳内にはクエスチョンマークが浮かぶ



福山)｢お前、どっか具合悪いんじゃねーの｣


遊佐さんの影から出てきた福山さんにそう言われ、内心ﾄﾞｷﾘとしたが精一杯誤魔化す



『ま、まさかぁ!穴澤元気だけが取り柄ですもん。具合なんて悪くないですよ!』


遊)｢A、｣


『だからなんでもないですって!』


遊)｢ほんと?僕の目を見て、言ってごらん?｣


『ゆ、遊佐さ…距離近いです…』



今さらだけど私めちゃくちゃ遊佐さんと距離近いからね…!なんだったら腰ホールドされてるからね



遊)｢ん?嘘なんでしょ?…僕に嘘ついちゃ、ダメだよ?｣


なんだかCV.遊佐浩二のドラマCD的なの聞いてる気になってきたよ…耳元で良い声を出さないで!!



遊)｢素直じゃない子には…罰が必要かな、｣



だなんて耳元で囁かれたら耳が孕むわ!!……と言うわけで穴澤完敗。





『す…すみません……実は…酷い頭痛がします……』


遊)｢やっと素直になった｣




くっそ〜バレずに仕事終えたかったのに!!



*



福)｢杉山さん…なんだか俺はプチ調教を見てしまった気がします…｣


杉山)｢遊佐さんがやるとね、一気にね(笑)｣

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