Daily Motion 3【男性声優】

飛んで行きたいよ ページ19

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『ったー…』


梶)｢Aちゃん大丈夫?てか菓子袋で手を切る人ってほんとにいるんだね…｣



それな!私もびっくりだよ。一文字に切られた私の指を見ながら思わず苦笑いが溢れる。窮鼠猫を噛むってやつだね…あ、ぬら孫の窮鼠さんカッコいいよねぇ…子安さんボイスだよ。



『痛いんで梶さん、これ開けてください』


ぺいっとお菓子を梶さんに渡すと｢はぁ?｣と言いながら開けてくれた。わぁ、優しい。



梶)｢ほらほらAちゃん、あーん｣

『あーん』

梶)｢なーんてねっ｣

『んな!?』



悪戯っぽく笑ってペロリとお菓子を食べてしまう梶さん。あああ私の田舎の母さん(かんとりーまあむ)が!!



『んぬぬ、やりおったな梶さん』


梶)｢あー美味しかった!｣



キラキラ笑顔を向ける梶さん、うわぁ腹立つぅ


でもね、指が地味に痛いんだ。地味ぃに痛いやーつーだよこれ。血が出てきたよ。え?絆創膏なんて持ってるわけないじゃないか、穴澤だぞ()



そうこうしていると｢ただいまー｣という声と共に代永さんが戻ってきた



代)｢あーっ二人して美味しそうなもの食べてるー!｣


僕もー!と言って私の隣に腰を下ろした代永さんは私の指をみて｢Aちゃん!｣と叫んだ



代)｢指から血が出てるよ!?｣

『あー、今切っちゃったんで…』


代)｢絆創膏は!?｣


梶)｢ウィング…Aちゃんが持ってるわけないでしょ、｣


もぐもぐとお菓子を頬張りながら言う梶さんに文句を言いたいが正論なのでなんも言えねぇ…


すると代永さんがごそごそとバッグをあさりはじめ…



代)｢はいっ、Aちゃん指出して!｣


『え!』



なんと代永さんが絆創膏持ってた。待てよどんな女子力だよ。皆絆創膏なんて持ち歩く!?普通



でもありがたい。やっとこれで…




『お菓子が食べられる!!』


代)｢どんだけ食べたかったのそれ!?｣


スパーンと気持ちよい代永さんの突っ込みが楽屋に響き渡った



*




梶)｢ウィング、Aちゃんってこんな感じ｣


代)｢うん…よく分かった気がする｣

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