Daily Motion 3【男性声優】

積み木は崩すもの ページ17

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梶)｢やっほーAちゃん!｣


『うぐへぇ』



どうもこんにちは。初っぱなから超きゃわしょたボイスと腹の底から出た野太い声とをお届けしました。おいおい…これ私女性声優としてやってけるのか?男性声優に負けてる気がしてならない。
因みに私にそんな声を出させた張本人は大爆笑してる。てゆかさっさと私の背中から肘をどけろ!!



梶)｢ちょ、Aちゃん、どっから、そんな声…ﾋｨ、｣


ついには酸欠になってﾋｨﾋｨ言ってる梶さん。ああやっと退いてくれた。私を肘掛け代わりにするんじゃないよ全く()


｢ちょっと凄い声したよ〜?ってゆーたん大丈夫!?｣


梶)｢うぃ、うぃんぐ…っ｣

代永)｢え、僕登場しただけで大爆笑されたんだけど。僕あれかな、芸人の素質あるのかな｣



よく通る声でそう話すのは代永翼さん。今回の仕事でお初にお目にかかる



『あの…初めまして。穴澤Aです』


代永)｢あ、初めまして!代永翼です!｣


『今日は宜しくお願いします』


代)｢うんうん、頑張ろうね!｣


取り敢えず定型文を一息に言い切る。あー、やっぱり初対面って緊張するぅー代永さん可愛いけど緊張するーぅ




梶)｢ちょ、Aちゃんカチコチ過ぎだって…っ｣


代)｢さっきからゆーたんがそんなにツボってるのは穴澤さんのせい!?｣


『か、梶さん煩いですよ!』


梶さんほんとにツボったみたい。まぁね、笑顔って素敵よ、確かに。でもね、ネタにされてるのが私ってのが頂けない!!私そんなMじゃない!!


『初対面くらいちゃんとしとかないと!!第一印象大事!じゃないと穴澤ただの変人認識されちゃうじゃないですか!!』


最初くらい真面目で出来る子だって印象植え付けとかないとさ!まぁ結局バレるんだけど


代)｢あの〜穴澤さん?｣

『なんでしょう!』


でもさ、今回こそはしっかりしてるって代永さんには思って貰いたいよね!



代)｢正直に言っちゃうとね、もう第一印象崩れてるよ｣


『……。』



代永さんがそ〜っと言ってくれるその後ろで、梶さんがもう耐えられないとばかりに盛大に吹き出したのが見えた。

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