愉快な道化師1(ゴーゴリ) ページ5
深夜一時を過ぎた夜、私は隠れ家に設けられた自室で、一人黙々と書類整理をしていた。
天井に備え付けられた少し頼りない照明が、部屋を淡いオレンジ色に染めている。
その視界に映る光が、疲れた今の私の心を癒してくれるのだ。
この書類は、二日後にフョードル達が横浜で実行する作戦で使用する物だ。
だから、何としてでも間に合わせる____
と意気込んだのは良いが、あまりにも緻密で膨大な量で、とてもでは無いが、間に合わせられる自信が持てなくなってきた。
「・・・はぁ」
私が盛大に溜息を吐き、眉間を指で揉んだ時だった。
「ハハハーハハ!お困りのようだねAちゃん!」
夜の静寂は、突然響いた愉快そうな笑い声で破られた。
後ろを振り返ると、其処にはゴーゴリが笑みを浮かべて立っていた。
「・・・まだ起きてたのゴーゴリ?」
「それは、僕の台詞だよ。良い子はもう寝なきゃ、魔物に襲われるよ?」
ゴーゴリは、意味ありげに妖しく微笑みながら、私の隣に立つ。
「私は良い子じゃないし。て言うかその魔物って、ゴーゴリの事?」
「んー?さあて、如何だろうねェ・・・」
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聴(プロフ) - テツさん» うわぁぁぁぁ最高........!ありがとうございます! (2018年3月10日 23時) (レス) id: 2084af5cf6 (このIDを非表示/違反報告)
テツ(プロフ) - 聴さん» ゴーゴリと夢主のお話ですね・・・!了解です! (2018年2月8日 19時) (レス) id: d776172fc0 (このIDを非表示/違反報告)
聴(プロフ) - ゴーゴリと猫系夢主のお話みたいです....!いつも口面つけてるっていう設定があると尚(ごめんなさい完全にうちの夢主でした黙ります) (2018年2月7日 12時) (レス) id: 2084af5cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Sea - ア゛ア゛ア゛ゴーゴリさんしんどい (2018年1月27日 9時) (レス) id: c676ee4e9b (このIDを非表示/違反報告)
テツ(プロフ) - 奈槻さん» 有難うございます!!楽しみに待っていてください! (2018年1月23日 9時) (レス) id: d776172fc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テツ | 作成日時:2018年1月14日 19時