貴方に溺れて7(太宰) ページ16
「おっはよォ皆〜!!」
十数分後、ようやく太宰さんが大幅に遅れて出勤して来た。
その陽気な表情には、一ミリも申し訳無いと言う気持ちは見えない。
「だァざァいィィ!!!!」
国木田さんが、ニコニコと笑う太宰さんの胸倉を掴んで、前後に振る。
「貴様は、探偵社の一員と言う自覚があるのか?!」
「うわあ、今凄く脳味噌が揺れてる気がする〜」
揺さぶられ続けても、動じるどころか、反省も見えない太宰さんに、国木田さんが心底絶望した顔を浮かべ、溜息を吐いた。
「・・・もう良い!!Aからも、何か言ってやれ!仮にもお前の恋人だろう!」
____え?
有り得ない言葉に一瞬、自分の耳を疑ってしまった。
そして、次に顔が猛烈に熱くなっていき、頭の中が真っ白になった。
「どどど、如何して知ってるんですか国木田さん?!!!!」
座っていた椅子から勢いよく立ち上がり、私は国木田さんと太宰さんを交互に見る。
太宰さんと一瞬、視線が合った。
ニコリと、太宰さんが微笑む。
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聴(プロフ) - テツさん» うわぁぁぁぁ最高........!ありがとうございます! (2018年3月10日 23時) (レス) id: 2084af5cf6 (このIDを非表示/違反報告)
テツ(プロフ) - 聴さん» ゴーゴリと夢主のお話ですね・・・!了解です! (2018年2月8日 19時) (レス) id: d776172fc0 (このIDを非表示/違反報告)
聴(プロフ) - ゴーゴリと猫系夢主のお話みたいです....!いつも口面つけてるっていう設定があると尚(ごめんなさい完全にうちの夢主でした黙ります) (2018年2月7日 12時) (レス) id: 2084af5cf6 (このIDを非表示/違反報告)
Sea - ア゛ア゛ア゛ゴーゴリさんしんどい (2018年1月27日 9時) (レス) id: c676ee4e9b (このIDを非表示/違反報告)
テツ(プロフ) - 奈槻さん» 有難うございます!!楽しみに待っていてください! (2018年1月23日 9時) (レス) id: d776172fc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テツ | 作成日時:2018年1月14日 19時