Part26 マドンナはマフィア！？

いろんな未来 ページ4

正一「もしもで分岐するパラレルワールドにはいろいろなパターンの未来が考えられる


軍事技術が発達した未来

古代文明の遺跡の発掘に成功した未来

医療科学の発達した未来


本来人はどれか一つの未来でしか生きられないし、体験出来ないが…

白蘭さんはそれらの未来全部を体験して知っているという事だ」








貴方「つまりいろんな未来の良いとこ取りが出来るって事…」








綱吉「良いとこ取り？」








貴方「全てのもしもを体験出来るのよ？


その知識と体験を他のパラレルワールドで使えば…

この世の中情報に勝る武器は無い

誰よりも有利に生きられる」








綱吉「誰よりも有利に…」








貴方「あり得ない事も起こせるって事よ」








正一「その通りだ


白蘭さんは他のパラレルワールドで得た知識を使い

まだその世界で発見されていないワクチンの知識を知っていたり

日陰の身で姿を隠していた王族を発見したり

Aちゃんと関わりのあった女性をヴィンディチェから見つけ出したり

何百という偶然の発明無くしては生まれ得ない兵器の開発に技術を提供し、もうスピードで完成させたりしたんだ」








リボーン「だが、白蘭が自分の能力に気づいたのはほんの少し前という事になるぞ

僅かな時間でこれだけの事をするのは不可能だ」








正一「それはタイムトラベルで行き来するうちに僕が過去の白蘭さんにまで能力に気づかせてしまったからなんだ」








獄寺「過去の！？」





山本「どういう事だ？」








正一「僕が過去に戻る時、白蘭さんの手の者に発信装置を仕掛けられて過去の白蘭さんにメッセージを伝えてしまったんだ」








綱吉「って事は白蘭は10年前からその能力を使えたの！？」








正一「あぁ…」

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