Part26 マドンナはマフィア！？

独裁者 ページ3

綱吉「ど、どういう事なの？」








正一「この時は僕も何が何だか分からなかったさ

白蘭さんがこの時手に入れた能力はこの後のタイムトラベルで分かる事になる」








綱吉「え？後ってまた行ったの！？」








正一「ミュージシャンになったあの未来が許せなくてね

夢を諦めて再び大学を目指したんだ

そして1年後にどうしても未来を確認したくなった


ところがだ…

3回目のタイムトラベルで見た未来は他の想像をまたもや裏切った


世界は荒廃し、戦いで焼け野原となっていた」








バジル「！？」








正一「それだけじゃない…


携帯端末から流れてくるのはこの争いを起こし

世界征服を成し遂げた独裁者の演説だけだった

白蘭という男のね」








貴方「！(あの歌はやはり…)」








綱吉「そんな…！」





了平「何故奴が！？」








正一「僕も何かの間違いだと思ったよ 悪い夢だとね

だからその後も出来る限りの変化を起こして何度もタイムトラベルを試みた


だが、何度試しても僅かな違いこそあれ全ての未来が白蘭さんに支配されていたんだ」








リボーン「白蘭の奴 何をしたんだ？」








正一「僕が目覚めさせてしまった能力を己の欲の為に悪用したんだ


彼はどのパラレルワールドでも誰よりも知識を有し

最先端技術を獲得して強力な軍隊を作った」








綱吉「そ、そんな事…

白蘭の能力って何なの！？」








正一「パラレルワールドとは現実と並行して存在している独立した別の世界だ


どんな人間も他のパラレルワールドにいる自分の事は知る術もないし

交わったり関わったりする事は無い



ただ白蘭さんは…

同時刻のパラレルワールドにいる全ての自分の知識と考えを共有出来るんだ」








綱吉「え？共有？」








了平「分からん！極限に分からんぞ！

白蘭の一体何が凄いのだ！？」








正一「さっきも話したように…」








綱吉・了平「！」

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