しゃちょーさん宅の専務さん

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流石にびっくりして隣の水琴を横目で見ればこっちも少し驚いていたみたい。そらそうだよな。



皆も驚いたようで一瞬動きが止まった、ように見える。





｢たなっち、何？もっかいいって？｣


今度の声はさっきみたいな地を這うような低音ではなかったけど、普段のはじめの“楽しい”“嬉しい”“面白い”がそのまま体外に出されたような、陽気な声ではなかった。




｢だから、今水琴さんはだいちくんと編集部屋にいるので、あまり邪魔をしない方が｣



再び部屋に訪れる瞬間の静寂



これ、やばいんじゃない？




誰もがそう思った時だった。


はじめがふと部屋を見渡した気がした。


気のせいだったのかもしれない。
ただ、その時、画面越しに目が合ったような。








｢そっか、まぁ緊急じゃないからいいや！｣


直後、いつものはじめに戻った。





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しばらく様子を観察したものの、何事も無かったかのようにあいつはパズドラをし始めた。



これ以上カメラ回してもなぁ…みたいになったので、ネタばらし。

興味無さすぎだろー、やら、編集部屋開けろよー、とかやって、安定のともたかの｢つまんねぇなぁ！｣というタメ口でオチを作り、カメラを止めた。




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