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kn「A、落ち着いたか？」
「…もう平気です。ありがとうございます、コネシマさん」
kn「今日は一晩、Aと一緒におるからな」
どうやらコネシマさんは、今晩は私の部屋で添い寝をしてくれるらしい。
私が大丈夫だと主張をしても「今日はAと一緒に寝る！」と、コネシマさんは一点張りだ。
「コネシマさん、同室の鬱さんがなかなか帰って来なくて心配してるんじゃないですか？」
kn「大先生は…まぁ、別に大丈夫やろ」
相変わらず鬱さんの扱いが雑に見えるけれど、信頼しているからこその扱いなのだろう。
布団に入り端に寄ると、続いてコネシマさんが私の隣に潜り込んで来た。
「一緒に寝るの何だか緊張しますね…」
kn「前も一回一緒に寝てるやんか」
「あの時も物凄く緊張してたんですよ」
kn「ほんまかぁ？…っていうか、一つ聞きたいんやけどさ」
「何ですか？コネシマさん」
kn「Aはいつから俺のこと好きやったん？」
「自覚をしたのは前に仕事が遅くなってコネシマさんが職場まで迎えに来てくれた時…ですね」
「そんな前からやったんか」
「本当はコネシマさんに告白するつもりも無かったんです。W国に帰る直前のコネシマさんを困らせたく無かったから…」
kn「でも言ってくれたやろ？」
「ゾムさんたちが背中を押してくれたからですよ。私が後悔しないように…って」
「アイツらには感謝せんとあかんなぁ…」と、コネシマさんは小さく呟いた。
「コネシマさん、明日は早いですしそろそろ寝ましょうか」
「ん、せやな…」
コネシマさんはそう言うと、私を抱き枕のようにしながら抱き締めてきた。
kn「Aの心臓の音、バクバク言ってる」
「コネシマさんのせいですよ…っ」
kn「これでも俺もめっちゃドキドキしてるんやで？」
「コネシマさん、全然そうは見えないですけど…」と言って、私はコネシマさんの背中に腕を回すとそのままコネシマさんの胸に耳を傾けた。
「コネシマさんの心臓の音、早くなりましたね」
kn「なっ…！A、お前のせいやぞ…！」
コネシマさんが顔を赤く染めながら私に言う。
失礼かもしれないけど、コネシマさんもこんな表情が出来ることに驚かされてしまう。
kn「あー！早よもう寝よ！Aも仕事で疲れとるやろ？」
「おやすみなさい、コネシマさん」
kn「おやすみ、A」
私とコネシマさんは抱き締め合ったまま、夢の世界へと落ちた。
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