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もう夜も遅かったので、コネシマさんたちは既にご飯やお風呂を先に済ませていたようで各々自由に寛いでいた。
zm「A、明日も仕事なん？」
「明日も仕事ですよ」
私がゾムさんの質問に答えると、「毎日大変やなぁ、あんまり無理せんときや」と鬱さんが心配そうに言った。
私は缶ビールを開けて、キンキンに冷えたグラスにビールを注いで飲む。仕事終わりのこの一杯が堪らないのだ。
ci「Aさん、それって美味しいんですか？」
ダイニングテーブルの真正面の席に座っていたチーノくんがそう言いながら、ビールの缶をつついた。
「うーん、私は好きで飲んでるけど好みが別れるかな」
チーノくんがあまりにもキラキラとした目でビールを見つめるものだから、「チーノくん、飲んでみる？」と尋ねてみる。
ci「飲みます！！」
チーノくんから元気の良い返事が返って来たので、私はグラスを一つ取り出してビールを注いだ。
「はい、どうぞ」
ci「ありがとうございます！」
チーノくんはビールの入ったグラスを私から受け取ると、ちびちびとビールを飲み始めた。
「どう、チーノくん？」
ci「おいしーれす！」
笑顔で答えるチーノくんだけれども、既にチーノくんの呂律は回っていないけれど、大丈夫なのだろうか。
「チーノくん、大丈夫？」
ci「だいじょーぶれす！もっとほしいれす！」
「全然大丈夫だとは思えないんだけど、チーノくん…」
ビールのおかわりを求めるチーノくんに、これ以上は飲ませてはいけないと私の脳内で警告音が鳴る。
チーノくんには内緒で水をグラスに注いで渡すと、酔って気付いていないのか疑いもせず水を飲んでいた。
ci「Aさん、おかわり！」
「チーノくん、もうこれ以上は無理だよ」
「えー！なんでですかぁ〜！？」とぐずるチーノくんに狼狽えていると、コネシマさんが間に入ってくれた。
kn「A、どうしたん？」
「あの…チーノくんに、お酒を飲ませちゃったらこんなことに…」
コネシマさんにそう言うと、「あー、チーノはアルコールに弱いねん」と教えてくれた。
「そうだったんですか！？チーノくんも言ってくれれば良かったのに…」
shp「チーノの場合、弱くても調子に乗って飲んでしまうから自己申告は無理ですよ」
「今後気を付けます…」
私が反省をしているのを他所に酔った張本人のチーノくんは、テーブルに突っ伏してすやすやと寝息をたてて眠っていた。
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