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家に帰るとチーノくんが靴を履いたまま家に入ろうとしたので、脱いで貰うようにお願いをしてリビングへ足を踏み入れた。
「ただいまです、皆さん」
「遅かったな、A。今日もお疲れさん!」と言って、コネシマさんが労い声を掛けてくれる。
「あー…、帰りに色々ありまして。コネシマさんたちにお客さんです」
私と一緒にリビングに入ったチーノくんが私の後ろから遠慮がちにひょっこりと顔を出した。
zm「…って、チーノおるやん!」
ci「皆さん、お久し振りです〜!お元気そうで良かったです!」
ut「なんでチーノがここにおるん!?」
shp「チーノお前…トントンさんの手伝いに付きっきりで、こっちに来る予定じゃ無かったやろ?」
「まぁ、そのトントンさんの手伝いで、それが色々あって…。ショッピくんと同じように試験的にこっちに送られたんですよ」とチーノくんが答えた。
トントンさんと言う名前は、前にショッピくんがこちらにやって来た時に聞いたことがある。
「そんなわけで、チーノくんも今日からこの家で一緒に住んでもらうことになりました」
ut「Aちゃん、こんなに男ばっかりで大丈夫?嫌じゃない?」
zm「嫌ややったらちゃんと言ってや!どうにかするし」
「無理ならチーノに野宿させますし」とショッピくんが無慈悲に言う。
ci「俺が野宿させられんのショッピくん!?」
kn「まぁ、でもチーノの前に大先生を野宿させるけどな」
コネシマさんの提案に対して、「そんな!シッマ、ちゅめたい!!」と言って鬱さんは悲痛の叫びで訴えていた。
「大丈夫ですよ。四人から五人に増えるなんて大して変わりませんから」
「いや、そういう問題ちゃうやろ…」とコネシマさんが苦笑した。
「チーノくん」
ci「なんですか?」
「部屋割りなんだけどコネシマさんと鬱さんがいる部屋か、ゾムさんとショッピくんの部屋どっちと相部屋が良いかな?」
ci「その二択なら、ゾムさんたちの方でお願いします!」
shp「えー、チーノと一緒と同じ部屋なん?」
ci「いや、だってショッピくん。部長と大先生の二人と相部屋とかめっちゃ気ぃ遣うやん」
「それは分からんでもない」と、ショッピくんがチーノくんに同意した。
kn「おい、聞こえとるで二人とも」
ut「二人ともあとで覚えときや」
「部長!大先生!これは違うんです!」と言いながら、チーノくんとショッピくんが必死に弁解をしていた。
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