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「ロボロさん、お風呂場に案内しますね」
rbr「すまんなぁ。Aさん、よろしく頼むわ」
もう夜も遅いので、ロボロさんにお風呂の使い方の説明をして入ってもらうことにした。
コネシマさんたちはもう既にお風呂を済ませていて、後はもう寝るだけのようだ。
rbr「ふーん、これが風呂かぁ」
「ロボロさんにも気に入って頂けると良いんですけど」
ロボロさんをお風呂場に案内して私がそう言うと、ロボロさんは「前から気になっとってん、湯船に浸かるっていうやつ」
この国にやって来るまでW国で前もってこの国の文化を勉強してきたのか、それとも私たちの生活を監視していたのか。
私の顔を知っているのだから、ロボロさんからしてみればそのようなことは朝飯前かもしれない。
また「国家機密や」とロボロさんに言われかねない。聞いてはいけないような気がするから、敢えて触れないでおこう。
しばらくするとロボロさんは上機嫌でお風呂から上がり、リビングへと戻って来た。
予想はしていたが、ロボロさんの髪はびしょ濡れのままだ。W国は髪を乾かす文化がないのだろうかと思わず疑ってしまう。
「ロボロさん、ちょっとこっちに来てください」
ロボロさんは「なんや？」と言いながらわたしの側に駆け寄ってくれた。
ロボロさんには私の前に座ってもらうと、まずはタオルでしっかりと水気を取るように髪を乾かし始める。
rbr「ぇ…ちょ、Aさん…待って」
kn「出たなオカン！」
zm「おやおや〜？」
ut「彼女がおったことないロボロくんには刺激が強かったかなー？」
sha「しばらく弄るネタにしたろ〜」
rbr「そこの外野たち！うるさいわ！」
大きな声で否定をするロボロさんの顔を覗いてみると、顔を真っ赤に染めていた。
rbr「あのな、Aさん。俺、女の子にあんまり免疫ないねん…」
私には初めから普通に接してくれていたから、意外だ。ロボロさんには何だか申し訳ないことをしてしまったな。
「ロボロさん、ごめんなさい。そうとは知らずに」
私はロボロさんに謝罪し、ロボロさんの髪を乾かすのを止めようとした。すると、ロボロさんの手が私の腕を掴んだ。
rbr「あの、俺…続きして欲しいなぁ…」
相変わらず真っ赤な顔でもじもじしながらロボロさんが私に言う。乙女か。
本人に言ったら怒られそうだけど照れているロボロさんも可愛いなと思いつつ、私は再びロボロさんの髪をドライヤーで乾かし始めた。
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