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「私を探していたような言い方でしたけど、失礼ですがどちら様ですか?」


私がそう言うと、「せや、まだ名乗ってへんかったな」と男の人が言う。


?「俺、ロボロって言うんよ」


「あの私は…」と名乗ろうとすると、ロボロさんが私の言葉に被せるように「田中Aさんやろ?知ってるで。よろしくな、Aさん」と言った。



ところでロボロさんは、どうして私の名前を知っているのだろか。

そういえばロボロさんってどこかで聞いたことがあるような名前だなと、ふと疑問に思う。

確かショッピくんがこの家に来た時に、ロボロさんの名前を出していたはず。


「あの、ロボロさんってもしかしてW国の方ですか?」

rbr「せやで。Aさんってコネシマたちを保護してくれとる人やろ?俺、コネシマたちの仲間なんよ」


やっぱりコネシマさんたちの仲間のロボロさんだったのか。


「…合っていますけど。どうして私の名前や、コネシマさんたちを保護をしているって分かるんですか?」


「俺は情報部隊所属やからな、情報集めるの得意なんよ」とロボロさんが教えてくれた。


rbr「あ、もちろん国家機密に関わるから調べた手段とかは教えられんで?」

「国家機密なんて聞きたくないです。普通に顔を知られているとか正直言って怖いんですけど」

rbr「…まぁ、それは気にせんでええよ」


ロボロさんってもしかしてなかなか…いや、かなりやばい人なのでは。普通は気にするに決まっている。


コネシマさんたちにきちんと事前に情報を聞いておけば良かったと後悔した。本当にこの人を信用しても大丈夫なのだろうか。

私の考えた結論はこうだ。


「今日はもう夜も遅いので、取り敢えず家に帰っても良いですか?」

「じゃあ、俺もAさんの家に着いて行ってもええ?」


「えっ」と思わず声を出すと、ロボロさんも「えっ」と聞き返した。


rbr「まぁ、初対面の男を家に入れるのって普通は嫌やんなぁ」


ロボロさんはしゅん…と悲しそうな顔をする。可愛い顔でこんなのってずるい。まるで濡れた子犬のようだ。


「ロボロさん、本当に信用しても良いんですよね?」

rbr「当たり前やん!」


ロボロさんが自信満々に答えてくれたので、私はロボロさんを信用することにした。


「では、ロボロさんどうぞ家にお入りください」

rbr「ありがとうな、Aさん。助かるわ」


私は玄関のドアを開けると、ロボロさんに家の中に入ってもらった。

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作者名:じう | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年7月5日 19時

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