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shp視点
朝ご飯を食べ終わると大先生、ゾムさん、シャオさん、チーノの四人が買い出しに行ってしまった。
留守番組のAさんとコネシマさんと俺の三人だけが家の中に取り残されてしもた。
kn「急に静かになってしもたな」
shp「騒がしい…賑やかな人達ですからね。特に大先生とか、大先生とか、大先生とか」
kn「ショッピくん、それ大先生しかおらんやん！しかも騒がしいって言ったな」
shp「ちょっとした冗談に決まってるじゃないですか〜」
「外に出て何も起こらないと良いんですけど…」と言いながら、Aさんは不安そうな表情を浮かべた。
kn「子供とちゃうんやから、あいつらなら大丈夫やって……多分」
コネシマさんがあまりにも自信無さそうに答えるもんやから、Aさんの顔が青ざめていく。
一応俺の上司である大先生の日頃の行いを見てる限りやと、大先生ならやりかねへん。どんだけ人望無いねん、うちの遠距離部隊隊長は。
「…それじゃあ、そろそろ私はもう少し寝て来ますね」
kn「そうした方がええ。早よ寝てき」
Aさんはコネシマさんたちに言われた通り、大人しく寝るみたいや。
いつも夜遅くまで多忙を極めてるから、今日ぐらいはせめてゆっくり休んで欲しい。
shp「お昼になったら、Aさんの様子を見に行きますね」
俺がそう言うとAさんは「うん、ありがとう。ショッピくん」と言って、自室に戻って行ってしまった。
Aさんが居なくなると、リビングにコネシマさんと二人きりになってしもた。
今は部隊の所属が違えど、先輩風を吹かしているクソ先輩と二人きりなんて気遣うに決まっとるやん。
俺はこのAさんの家にお世話になり始めた頃から、コネシマさんにずっと聞いてみたかったことを尋ねてみた。
shp「さてコネシマさん、Aさん席外しましたけど俺に何か言うことはありませんか？」
kn「…別にあらへんけど。ショッピくん、どうしたん急に…？」
どうやらコネシマさんは俺に話す気がないみたいで、気付いてへんフリをして曖昧にやり過ごすつもりみたいや。
まぁ少し心当たりはあるから、いっそのこと核心を突いてしもた方がええか。
shp「ほら、例えば…Aさんのこととか」
kn「…っ！？」
shp「あるみたいですね」
コネシマさんはAさんの名前を出すと、僅かに反応した。
やっぱりコネシマさんは、何かを隠してように見える。
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