88 ページ38
・
私が休みを取れた事の確認が取れたコネシマさんたちは今日の予定を立て始めた。
私はもちろんベッド行き確定だ。拒否権なんて無かった。
sha「じゃあ朝飯済んだら俺と大先生、ゾムで買い出し行くかぁ」
zm「せやなぁ、スーパー行かんと今日食べるもんないわ」
ci「俺、暇やから手伝いますよー!」
ut「えー、僕また買い物要員なん?」
不服気に言う鬱さんに、コネシマさんが「大先生が家におったら、Aの邪魔しそうやもん」と返す。
外で問題を起こされてしまった方が私としてはたまったもんじゃない。監督不行き届きになってしまう。
「鬱さん、くれぐれも外で問題を起こさないでくださいね」
鬱さんに釘を刺すと、「それは約束できんなぁ」と鬱さんは苦笑しながら言った。
shp「コネシマさんと二人で留守番はめちゃくちゃ不本意なんですけど」
kn「ショッピくん、何か言ったか?」
shp「嫌だなぁ、気のせいですよ!コネシマさんと留守番嬉しいですわー」
ショッピくんが焦ったようにコネシマさんを誤魔化そうとするが、あまりにもショッピくんの言い方が棒読みすぎるので全く嬉しそうに聞こえない。
ショッピくんとチーノくんとシャオさんの必要な物がまだ買えてないので、必要な物のリストを書いてゾムさんに渡した。
「ゾムさん、買い物リスト渡しておきますね」
zm「A、ありがとうな!」
ut「僕やっぱり留守番が良いなぁ。Aちゃんの看病付きっきりでするで!」
鬱さんはまだ留守番を諦めきれないようで、駄々を捏ね始めた。
「鬱さん、看病は間に合ってるので大丈夫です」
sha「大先生がそう言うと思ったし、買い出し組に入れたんやで」
ut「じゃあ、ショッピくん代わってや!ショッピくんの物も買うんやろ?」
shp「俺は別に新しい服じゃなくて、Aさんのお父さんの服で良いんで。今度元気になったAさんと一緒に買いに行きまーす」
ショッピくんは懇願する鬱さんの申し出を拒否した。
父の服をショッピくんが大事に着てくれていて、ショッピくんは私との約束をずっと守っていてくれていて嬉しい。
zm「往生際が悪いで、大先生」
sha「ゾムの言う通りやで、諦め」
ci「大先生、時間が勿体ないです」
鬱さんは留守番組になろうと粘ろうとしたけれど、同じ買い出し組のゾムさん、シャオさん、チーノくんの三人に引きずられながら買い出しに行ってしまった。
1323人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ