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コネシマさんとタクシーに乗って家に帰って来れた頃には、既に日付が変わっていた。
時間も時間なので、鬱さんたちはもう寝ているようだった。
「今日は疲れたのでもう寝ますね。コネシマさん、迎えに来てくれてありがとうございました」
kn「そうか…。おやすみ、A」
「おやすみなさい、コネシマさん」
家に着くなり晩ご飯も食べずに自分の部屋に直行すると、私はベッドにダイブしてスーツのままで眠ってしまった。
今日は喜ばしいことに仕事は休みだ。ショッピくんとチーノくんとシャオさんの服などの必要な物を買いに行きたかったのだけれど、どこか気分が優れない。
それに昨日のコネシマさんとの一件を引き摺っているのか、コネシマさんと顔を合わせられる自信が正直言うとあまり無い。
考えれば考えるほど頭はズキズキと痛み出し、なんだか少し身体が熱い気もするけどきっと気のせいだ。
私は部屋着に着替えてクレンジングシートで化粧を落とすと、もう一度布団に包まった。
頭が徐々にぼーっとしてきて、気が付いたらまた眠ってしまっていた。目が覚めると時計の針はお昼の十二時を指していた。
やってしまった。早くコネシマさんたちのご飯を作らないといけない。
すると突然、『コンコン』と部屋のドアがノックされた。
私は突然の来客に慌てて身体を起こして「どうぞ」と返事をすると、ガチャリとドアが開いて部屋に入ってきたのはショッピくんだった。
shp「Aさん、昼になってもなかなか起きて来ないんで皆心配してますよ」
「ごめんね、ショッピくん。なんだか調子が悪くって…今からご飯作るね」
ショッピくんは「ちょっと失礼しますね」と言って、ショッピくんの手が私の額に当てられる。
shp「Aさん、凄い熱ですよ！これいつからですか？とりあえず横になってください」
ベッドから出ようとしていた私を「病人は寝てて下さい」と言って、ショッピくんは私を布団の中に押し戻した。
shp「Aさん、何か冷やすものとかってありますか？」
「冷凍庫の中に氷枕と、冷蔵庫に冷却シートがあるよ。あと、リビングにある棚に救急箱があるから持って来て貰ってもいいかな…？」
shp「わかりました。食欲はどうですか？」
「うーん、あんまり無いかな…」と答えると、私は目を伏せた。
「Aさん、すぐ戻りますから。待ってて下さいね」と言って、ショッピくんは部屋から出て行ってしまった。
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