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皆で満たされたお腹を休めつつバラエティ番組を見ながら寛いでいると、お風呂の時間になったので順番に入ってもらうことにした。
どうやら最近ではお風呂に入る順番は、例のW国式のじゃんけんのような物で決めているようだ。
元々コネシマさんたちは勝負事が好きなようで、とても白熱している。
私は一番最後に入ると決めているので、参加はしていない。
ut「うわー!負けた!」
kn「今日の一番風呂はショッピくんか」
zm「最近、全然勝てへんわぁ」
ci「ショッピ、良いな〜」
今日の一番風呂に決まったのは、どうやらショッピくんのようだ。
「俺、勝ったんで風呂行ってきます〜」と言いながら、ショッピくんは上機嫌でお風呂に向かって行った。
kn「やっぱ人数が増えると、風呂の交代のタイミングとかも大変やな」
「ゆっくり入れないですよね、ご不便をお掛けてすみません」
zm「俺らはシャワーで適当に済ませるから、気にせんでええよ」
ut「せやで。Aちゃんはゆっくり入ってくれてええからな」
ci「身体冷やすと良く無いって言いますからね」
「ありがとうございます」
いつもお風呂は一番最後に入っているので、きっと気を遣ってくれているのだろう。
sha「お風呂入るの楽しみやな〜」
kn「Aのオカンの姿がもうすぐ見られるで」
「揶揄わないで下さいよ、コネシマさん」
kn「別に揶揄ってる訳ちゃうで?」
どこからどう見ても揶揄ってる風にしか思えない。
「それはめっちゃ楽しみや」と、シャオさんが笑いながら言った。
しばらくするとショッピくんが「お風呂お先でした」と言ってお風呂から戻ってきたので、交代ですぐにコネシマさんがお風呂に向かって行った。
ショッピくんは「Aさん、お願いしまーす」と言いながら私の前に座る。
sha「何なん?これから何が始まんの?」
どことなくそわそわし始めるシャオさんに、「普通にショッピくんの髪を乾かすだけですよ」と言いながらドライヤーでショッピくんの髪を乾かし始める。
「ショッピくんの髪、相変わらずふわふわだね」
shp「別に好きでこうなった訳じゃないんですけど…」
sha「ええなー、俺もそれやって欲しい!」
「シャオさんは後で乾かしてあげますね」と答えると、シャオさんは「シッマがオカンって言ってた意味がやっと分かったわ…」と呟いていた。
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