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チーノくんが食事を食べたあと、チーくんにはお風呂に入っておいて貰うことにした。昨日の夜はそのまま寝てしまっていたし、仕事に行くまでまだ時間に余裕がある。
「チーノくん、お風呂に行こっか」
ci「お風呂！俺、一回入ってみたかったんですよ〜」
「きっとチーノくん、気に入ると思うよ」
チーノくんは機嫌が良さそうに、不思議な歌を口ずさみながら私の後ろをついて歩いていた。
お風呂場に着くと私はチーノくんにお風呂の使い方を簡単に説明をすると、着替えの服とタオルを手渡した。
「これ父が昔に着ていた服なんだけど、サイズ大丈夫かな…？」
集められた服たちはチーノくんの体型にぴったり合う服がなかなか無さそうだった。チーノくんは他の人たちと比べて背が高いせいか、裾の長さが足りなさそうなのだ。
「あとで色々挑戦してみますね」と言って、チーノくんはお風呂に入って行った。
しばらくすると「Aさん、着れましたよ！」と言って、チーノくんは某有名スポーツブランドの派手なロゴマークが施されたジャージに着替えてリビングに戻って来た。
予想通り裾は若干足りてないけれど、その格好で外に出るわけでは無いので良しとしよう。
「チーノくんが着られる服があって良かったよ」
ci「いやー、助かりました！」
チーノくんの着ていた服は洗濯している最中で、着れる服が無いと言われたらどうしようかと思った。
「チーノくん、こっちおいで」
「なんですか？」と言いながら、チーノくんはこちらにやってくる。
どうしてW国の人たちは、髪を自分で乾かすと言う概念が無いのだろうか。
ドライヤーで水色のふわふわの髪を乾かし始めると、チーノくんはドライヤーに興味を示したのか「画期的やな」と感心していた。
kn「あ！チーノ、Aに髪の毛乾かしてもらってるやん！」
チーノくんの髪を乾かしている最中に、コネシマさんが起きて来た。
「コネシマさん、おはようございます」
kn「ん、おはよ」
ci「部長、昨日は運んで下さってありがとうございました〜！」
「チーノ、お前ここで酒飲むの禁止な」とコネシマさんから、チーノくんはお咎めを受けていた。
「はい、終わったよ」
ci「ありがとうございます！…Aさん、オカンって良く言われません？」
「チーノくん、何で分かったの？」
「国家機密ですよ」とチーノくんが悪戯っぽく笑う。国家機密と言われると追及し辛いな。
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