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ci視点
目を覚ますと、見覚えの無い景色が広がってた。
酒を飲んでやらかした記憶は、しっかりと残ってる。あとでAさんに謝らなあかんな。
隣を見ると、ショッピくんとゾムさんが気持ち良さそうに寝息を立てていた。
そんな二人を見てたら二度寝でもするかと思ったけど、なかなか寝付けんくって結局俺は二人を起こさんように部屋を出た。
足音立ててしまったけど、ショッピくんとゾムさんは全く起きる気配がせんかった。警戒心無さすぎやろと、W国の未来が不安になる。
部屋を出たのは良いものの、昨日の夜に皆で過ごしてた部屋の場所が分からへん。
ウロウロしてると、とある部屋のドアが開いてAさんが部屋から出てきた。
「あ、チーノくん起きてたんだ」
ci「目が覚めてしまって、なんかじっとしていられなかったんです」
「じゃあ、こっちにおいで」とAさんに手招きされた。
連れて来られたのは昨日の夜に過ごしたリビングで、Aさんに「少しだけ椅子に座って待っててね」と言われた。
「チーノくん、もう酔いは大丈夫？」
ci「もう大丈夫です。その節は大変ご迷惑をお掛けしました！」
「それなら良かったよ。チーノくんを、部屋まで運んでくれたのコネシマさんなんだ」
ci「コネシマさんが起きたら、お礼を言わないとですね」
しばらくすると、Aさんがテーブルの上に食事を並べてくれた。
「チーノくん、お腹空いてるでしょう？出来立てだから、冷めないうちに食べて」
ci「他の人たちは良いんですか？」
「コネシマさんたちは自由に起きて、好きな時にご飯を食べるから大丈夫だよ」とAさんが答えた。
「じゃあ、いただきます」と遠慮がちに言うと、Aさんの作った料理を口にした。
Aさんの作ってくれた見たことのない初めての料理は名前は分からんけど、美味しいって言うことだけは分かる。
ci「美味しいです！」
「お口にあったみたいで良かった。『いただきます』って、チーノくん言葉分かるんだね」とAさんが感心しながら言った。
ci「トントンさん直々に叩き込まれたんですよ〜。ここに行くなら、慈善に挨拶くらい覚えてけって」
「トントンさんって言う人凄いね。もちろん、言われた通りちゃんと覚えて来たチーノくんも偉いね」
ci「自慢の上司ですよ。俺なんてまだまだです！」
Aさんはてきぱきと片付けを済ませると、Aさんも席に着き「いただきます」と言ってご飯を食べ始めた。
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