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朝食を終えて一段落すると、私はコネシマさんをお風呂場に案内をすることにした。
昨日は消毒を先に済ませてしまったので、まだコネシマさんはお風呂に入れていない状態だ。
出掛ける前に一度お風呂に入って貰いたい。
「コネシマさん、お風呂に入りましょうか」
kn「昨日言っとったお風呂な。うん、覚えたで」
コネシマさんがお風呂に入るために使い方の説明をしていく。
「これがシャンプー、トリートメント、ボディソープです、湯船は身体を洗ってから入ってくださいね」
「分かった。ゆぶね…？は入ったことないから楽しみや」
お風呂に入る際の注意事項を伝えると、私は着替えとタオルをコネシマさんに手渡す。
男物の服なんて私はあいにく持っていないので、父が以前着ていた服で着れそうなものを拝借した。
コネシマさんがお風呂に入っている間に、朝食の後片付けとコネシマさんが元々着ていた服を洗濯する。
血で汚れていたものは、汚れが落ちにくかったのでもう着られないかもしれない。
あとでコネシマさんがお風呂から出て来たら、どうするか相談しよう。
洗い物の食器はあまり溜め込みたくないので、基本食べてしまったらすぐに洗いたい。
洗い物と服を洗濯を済ませ、お店で何を買うかを考えていると、コネシマさんがお風呂から上がったようでドタドタと音を立ててリビングに入って来た。
服のサイズも合っていたようで良かった。
kn「湯船、気に入ったわ！」
「気に入って下さって良かったです」
kn「あれなら、いくらでも入れるわ」
「ところでコネシマさん。元々着ていた服、血の汚れが酷くて服どうしますか…？」
「向こうに同じやついっぱいあるし、捨ててくれてええよ」と答えながら、髪をタオルでガシガシと乾かすコネシマさん。
「コネシマさん、せっかくの綺麗な髪が勿体ないですよ。ちゃんとドライヤーで乾かさないと」
ドライヤーのプラグをコンセントに差し込んで電源を入れると私はコネシマさんの髪を乾かし始めた。
コネシマさんは短髪なのですぐに乾く。
kn「Aは俺のオカンやな！Aとなら第一コミュニティも悪くないかもしれん」
うんうんと一人で自己解決したかのように頷くコネシマさん。
「こんな顔の良い息子を産んだ覚えはないです」と言い返して、私はコネシマさんの頭を小突いた。
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