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夜になって皆で夕食を終えると、順番にお風呂に入ってもらう時間になった。人数が増えた分、お風呂も今までよりも早く回していかなければならない。

少しずつ休みは終わりを迎えていて、月曜日が目の前に迫って来ている。仕事のことが頭の中でちらつくと、とても憂鬱な気分になる。


一番にお風呂に入っていたコネシマさんがお風呂から上がりリビングに戻ってきたので、ゾムさんが交代でお風呂へと向かって行った。


kn「A、いつものやつ頼むわ!」

「やっぱりコネシマさん、自分で乾かす気無いですよね…?」


一体いつになったら自分で髪を乾かす気になってくれるのだろうか。

ドライヤーを取り出してコンセントにプラグを差し込んで準備をしていると、コネシマさんが私の前に座り込んだ。


shp「え、コネシマさん何してるんですか?」

ショッピくんが私に髪を乾かされるコネシマさんの姿を見て、とても困惑していた。


kn「ええやろ、ショッピくん!オカンに髪乾かして貰ってるんやで!」

ut「僕もシッマのこれ見てびっくりしたわ」

shp「普段のコネシマさんなら、女の人に髪なんか触らせないですよね」


ショッピくんは「コネシマさん、女の人苦手やのに」とぼそりと呟いた。
コネシマさん女の人苦手だったんだ、知らなかった。それにしても私は、まだコネシマさんたちのことを知らなさすぎる。


kn「俺のことはどうでもええねん。ゾムと大先生もやって貰っとるで。しかも大先生は自分から必死に頼み込んどったんやで!」

ut「シッマ、それは言っちゃダメなやつ!」

「へー、じゃあ俺も後でやって欲しいです」とショッピくんは私におねだりをする。


「ショッピくんはあとでね。ゾムさんが上がってきたら、ショッピくんをお風呂に案内するね」

shp「ありがとうございます」

ut「Aちゃん、ショッピくんに甘くない?」

「気のせいですよ」

「僕にはめちゃくちゃ厳しいのに…!」と言いながら、鬱さんがおよよ…と泣いた真似をする。


kn「そういう所やで、大先生」

shp「そうっすよ」


「普段はそんなに仲良く無いのに、こんな所でチームワーク発揮せんといて!」と鬱さんが言った。


「コネシマさんとショッピくん、仲良いですね」

kn「俺に対しては可愛げのない後輩やけどなぁ」

shp「そう言うコネシマさんは、心無い先輩ですけどね」


コネシマさんとショッピくんはお互いに文句は言っているけれど、仲は良好のようだ。

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作者名:じう | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年6月10日 19時

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