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家に無事に辿り着くと、玄関で靴を脱ぐようにショッピくんにお願いする。
「ショッピくん、ここで靴を脱いでね」
shp「分かりました」
大人しく靴を脱いだショッピくんを連れてリビングに入ると、どうやらコネシマさんたちは既に起きていたようで集まって朝ご飯を食べていた。
「皆さん、おはようございます」
zm「A、おかえりー!…ってショッピくん久しぶりやなぁ!」
ut「おかえり、Aちゃん〜。ショッピくん何でおるん?!」
kn「おかえり、A!ショッピくんもこっち来てしもたかぁ」
コネシマさんたちは三者三様の反応を見せ、ショッピくんとの久しぶりの再会に花を咲かせていた。
shp「お久しぶりです。皆さんが無事で良かったです。
kn「Aのお陰でこの通り元気やで」
shp「隊長の大先生がおらんくて遠距離部隊めちゃくちゃ大変なんですよ」
ut「ごめんやで、ショッピくん。」
どうやら鬱さんが遠距離部隊の隊長で、ショッピくんが副隊長だとか。
鬱さんが直属の上司だと苦労してそうだなと、思わずショッピくんに同情してしまった。
zm「ショッピくんとAはどこで出会ったん?また家の前?」
「公園で散歩をしていたら、偶然猫に囲まれてるショッピくんを見つけて声を掛けられたんです」
shp「Aさんが寝てるとこを見てたからですよ」
「猫の代わりに俺を飼ってみませんか?は正直驚いたんだけど」
「どうせ行くあても無かったですし、猫好きに悪い人はおらんので」とショッピくんはしれっと言う。
猫好きに圧倒的信頼を寄せすぎでは?思わずショッピくんの今後が心配になる。
ショッピくんとやり取りをしているのを聞いていた三人は、目を見開いた。
kn「A!ショッピくんだけタメはずるいで!」
zm「A!俺も、ゾムって呼んでぇな!」
ut「Aちゃん、鬱くんはダメで何でショッピくんはいいの!?」
「三人は私より年上っぽいので敬語が一番しっくり来るんです」というと、泣く泣く食い下がった。
shp「俺だけなんですね、良かったです」
ut「ショッピくん、後で覚えときや…!」
shp「嫌に決まってるじゃないですか」
キーっとハンカチを噛み締めるような、まるで悪役ヒロインの真似をする鬱さん。一体その知識、どこで覚えて来たのだろうか。
皆を煽りに煽りまくる
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