【d!】社畜と異世界人【リメイク版】 (ページ25)

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コネシマさんに見送られて会社に出勤した私は、出勤するなり例のクソ上司に急に仕事を休んだことに対して謝罪をするとネチネチと嫌味を言われた。

ようやく話が終わったかと思えば「これ今日の分と、昨日休んでた分の仕事ね」と言って、山のような仕事を手渡された。

仕事中はコネシマさんとゾムさんが、家で問題無く留守番が出来ているのかがとても気掛かりだった。

見たところ成人をしている良い歳をした大人なのだろうから大丈夫だとは思うけれど、何せこの国の一般常識がまだ通用しない部分が多々ある。

“変な奴が来たら追い返す”と言ってくれていたコネシマさん。ゾムさんと二人で無茶をしていないだろかと心配になる。
怪しい人というか…コネシマさんとゾムさんの仲間の人達が家に来なければ、それが一番なんだけれども。

悩み事はさておいて無心になりながら仕事をこなしていると、いつの間にかお昼の休憩時間を迎えていた。

朝に作ったコネシマさん達のご飯のおかずの残りを詰めたお弁当をエナジードリンクで流し込むと、急いでゾムさんの必要な物を買いに走る。

本当はゾムさんを連れてショッピングモールで、ゾムさんに好きな物を選んで貰いながらゆっくり買い物が出来ればと思っていた。
ゾムさんを連れて買い物に行くには、次の休みまで日が空いてしまうので必要最低限だけを購入した。

あとついでに、コネシマさんとゾムさんに渡す家の合鍵を作っておく。

私が仕事をしている間、ずっと家で留守番を任せるのは申し訳ない。
気晴らしに近所の公園にでも散歩ぐらいには外に出てもらいたい。
家の中ばかりだと気が滅入ってしまうだろうから。

無事に買い物を終えて休憩時間が終わる直前に職場に戻ると、涼しい顔をしているクソ上司から「これも追加でよろしくね」と新たな仕事を振られた。
少しは自分で仕事をしろと言ってやりたい。今日もまた残業かと私は項垂れた。

コネシマさんとゾムさんを家で待たせているので、出来るだけ早く帰れるように仕事に取り掛かった。

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