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お風呂が初めてのゾムさんにお風呂の使い方を説明をするために、私はゾムさんをお風呂場へと案内をした。
今朝のコネシマさんの時と同じように、ゾムさんにお風呂に入るための使い方の説明をしていく。
「これがシャンプー、トリートメント、ボディソープです、湯船は身体を洗ってから入ってくださいね」
お風呂に入る際の注意事項を伝えると「分かった！」と元気の良い返事をくれたゾムさんに、着替えとタオルを手渡すと私はお風呂場から出た。
kn「ゾムに説明すんの、もう終わったんか？」
「終わりましたよ」
コネシマさんの時と同様にゾムさんに説明を終わらせリビングに戻ると、コネシマさんは相変わらず朝と同じように髪を適当なタオルドライで済ませようとしていた。
「コネシマさん、髪はちゃんと乾かさないと。風邪を引いてしまいますよ」と言って、私はドライヤーを出してコネシマさんの髪をドライヤーで乾かし始めた。
kn「やっぱりAは俺のオカンやったんか…？」
コネシマさんがあまりにも迫真の表情で言うので「違います」と、すぐに否定をする。
コネシマさんはどうして、私をすぐ母親にしたがるのだろうか。
kn「そういえば、明日はどうするんや？」
コネシマさんの問いに「流石に明日は仕事に行かないといけないので、お二人に留守番をお願いしても良いですか？」と答える。
ゾムさんの必要な物をまとめて買いに行きたいのだけれども、あいにく何日も休んでいられない。
ゾムさんには申し訳無いけれど、とりあえず今は家にある物で我慢して貰おう。
kn「家に居てたらええんやんな？」
「はい、食事は準備しておきますので。帰りはかなり遅くなると思います」
急遽仕事を休んでしまったので、上司から定時にいつもより割増された仕事を振られるのが悲しいことに想像がついてしまう。
仮に二人におつかいを頼んだとしてもあの顔面偏差値だ、店先で大事になるに違いないと思うと気が気でない。
「分かった！怪しい奴が来ても、ゾムと返り討ちにしたるから家のことは任せといて！」と自信満々に言うコネシマさん。
「いや、何で怪しい人が家に来る前提なんですか…」と私は思わずツッコミを入れてしまった。
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