156☆幕上げ ページ6
「窓だ!みんな、窓から出て!」
トウマの声が響いた。
「外に出れば戦える!」
その手があった!
幸い、この部屋の窓は大きめで、位置もそんなに高くない。
「出たら、境内はダメだ!糸を避けきれない。近くの広い空き地に行くぞ!」
アキノリを先頭に走る。
じきにその場所にたどり着いた。
女郎蜘蛛は、まだ追い付いていないが空き地から見える距離に近づいている。
「みんな、頼む。アヤメさんを、傷つけないように戦って欲しいんだ」
アキノリがうつむきつつ、はっきり言った。
「当然だよ!アヤメちゃんは私達の仲間なんだから!」
ナツメちゃんが力強く言う。
「アヤメさんの中の女郎蜘蛛だけ、倒すから」
トウマも強く言った。
私も同じ気持ちだ。
「できるだけ、な」
いつの間にか鬼の姿になっていたハルヤも口ではそう言ってるけど頷いてた。
みんなの気持ちがまとまっていく、ってはっきり思えた!
女郎蜘蛛ってやつが追い付いて来る。
「「さぁ、開戦だ」」
アキノリと女郎蜘蛛の声が重なった。
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ひか(プロフ) - にゃんこさん» わ、コメントありがとうございます!!ケースケ君の前世、私も本当気になります!犬種とか!(そこじゃない)あと、あの朱夏様がエサあげたり、散歩させたりしている姿がちらついて……尊い。そうだ、にゃんこさんの作品も、読ませて頂いています!ケース犬……。 (2023年3月13日 12時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ケースケくんの前世がほしい...(シャドサの亡霊)...あ、すいませんでした。面白かったです!! (2023年3月7日 17時) (レス) @page24 id: 3e9c7f1354 (このIDを非表示/違反報告)
T - こちらこそ!(*´∇`)面白い作品なので何回でも読めます! (2021年6月6日 11時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Tさん» ありがとうございます!久しぶりのコメントだったのでメチャクチャ嬉しいです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
T - 読んでてとても面白いです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひか | 作成日時:2021年3月2日 18時