190☆革命 ページ40
「俺の友達、出てこいツチノコ達!妖怪メダル、セットオン!」
ニョロロンとした音楽が流れて、10匹くらいのツチノコの群れが姿を現した。
ケータはツチノコを腕に抱え、頭や肩にのせた。
「……なにやってるでウィスか、ケータ君。」
「……なんかすごい格好になってるニャン」
妖怪達のちょっと冷めた視線を見て、ケータは慌てて説明した。
「違うよ!こうして、ツチノコにとりついてもらって俺をラッキーにすれば女郎蜘蛛にも勝てるんじゃないかなって思って!」
「……そんな上手くいくでウィスかねぇ」
そう言われても、ケータは今までが嘘のようになんとなく不敵に笑った。
「さぁツチノコ!俺にとりついて!」
「「「キュピーン!」」」
ツチノコの鳴き声が遠吠えみたいにこだまする。
「よし、行くよウィスパー!」
ケータは勢いに任せてウィスパーを掴み、女郎蜘蛛に向けて放り投げた!
「行けっ……!ウィスパーウルトラスーパーソニックトルネード!!」
「ぎゃああああー!!ケータ君ー!ひどいー!」
叫びながら宙を飛んだウィスパーは、女郎蜘蛛の弱点である眼にたまたま素晴らしいクリーンヒットを決めた。
「ぎゃああああっ!」
女郎蜘蛛がウィスパーの何倍もの悲鳴をあげて動きを止める。
「よし、これぞツチノコのパワー!」
落ちてきたウィスパーもキャッチして、ケータは次の作戦を考え始めた。
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ひか(プロフ) - にゃんこさん» わ、コメントありがとうございます!!ケースケ君の前世、私も本当気になります!犬種とか!(そこじゃない)あと、あの朱夏様がエサあげたり、散歩させたりしている姿がちらついて……尊い。そうだ、にゃんこさんの作品も、読ませて頂いています!ケース犬……。 (2023年3月13日 12時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ケースケくんの前世がほしい...(シャドサの亡霊)...あ、すいませんでした。面白かったです!! (2023年3月7日 17時) (レス) @page24 id: 3e9c7f1354 (このIDを非表示/違反報告)
T - こちらこそ!(*´∇`)面白い作品なので何回でも読めます! (2021年6月6日 11時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Tさん» ありがとうございます!久しぶりのコメントだったのでメチャクチャ嬉しいです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
T - 読んでてとても面白いです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひか | 作成日時:2021年3月2日 18時