189☆考案 ページ39
「んじゃ、チョベリバスタ〜〜」
こんがらギャルの力で、女郎蜘蛛の脚を絡ませる、という作戦をケータは思い浮かべていた。
が。
「全然効いてないでウィス!」
女郎蜘蛛が大きすぎるのか、こんがらギャルが小さいのか分からないが特に脚が絡まった様子は見当たらない。
「まずい、だぜ!」
確かに、なんだかケータが初めて見たときよりも大きくなっている気がする。
「ナツメ達、女郎蜘蛛取り込まれるだぜー!」
「そうだった!絶対絶対、何とかしないとっ!」
ケータは改めて決意する。
だが、ケータの手持ちの妖怪では太刀打ちできそうにない。
「でも……もう万事休すかも……」
ケースケが少しだけ、泣きそうな声になる。
敵と戦えなくて、敵にとりつけなくて、確かになすすべが無いと皆思った。
でもそういえば、敵にとりつけない……。
女郎蜘蛛にはとりつけない……。
つまり!
突然思い付いたアイデアを、ケータはこの方法ならいけると確信した。
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ひか(プロフ) - にゃんこさん» わ、コメントありがとうございます!!ケースケ君の前世、私も本当気になります!犬種とか!(そこじゃない)あと、あの朱夏様がエサあげたり、散歩させたりしている姿がちらついて……尊い。そうだ、にゃんこさんの作品も、読ませて頂いています!ケース犬……。 (2023年3月13日 12時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ケースケくんの前世がほしい...(シャドサの亡霊)...あ、すいませんでした。面白かったです!! (2023年3月7日 17時) (レス) @page24 id: 3e9c7f1354 (このIDを非表示/違反報告)
T - こちらこそ!(*´∇`)面白い作品なので何回でも読めます! (2021年6月6日 11時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Tさん» ありがとうございます!久しぶりのコメントだったのでメチャクチャ嬉しいです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
T - 読んでてとても面白いです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひか | 作成日時:2021年3月2日 18時