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174☆呉越同舟 ページ24

「そ、思い出した!」


間が空いたあと、女郎蜘蛛がいきなり叫んだ。

「通りがかった人に伝えようと思ってたのよ、あんたがアタシの後頭部踏むまでは。」

「あ、そういえばごめんね」

さっきまで酒呑童子と喧嘩していたのも忘れて、女郎蜘蛛はめちゃくちゃ元気になった。

「実はね!アタシ、一つ目の筋肉妖怪に石にされた後、どうにかして元の住みかだった洞窟に帰ったの!」


ちょっとその話のことは何があったのか読めないけど、私は真剣に頷いた。


「でも男を喰らった力も全部使い果たしたし、その辺で果物とか食べて暮らしてたわけ。つい、最近までね……」

女郎蜘蛛はそこで目をゆっくり閉じた。

「それで何があったのだ?」

酒呑童子は先をせかす。

女郎蜘蛛はちょっとムッとした表情で目を開けた。


「で、一昨日の事なんだけど夜に寝ようとしたら誰かが洞窟に入ってきたの。それがなんと、着物みたいなのを着た人影と…私だったの!」

「それって…ドッペルゲンガー!?」

「分からないわ。で、襲われて魂を取り込まれてここにいるって訳」



ん?

魂を取り込まれて…って相当ヤバい状態だよね?

「待て、女郎蜘蛛。ということは、今ここにいる俺たちは魂だけだということか?」


「そうなるわね。ほら、前の事件で喰らった、姫乃アヤメの様な状態よ」


私にはそれがどういう意味かよくわからなかったが、酒呑童子の動きが凍りついた。






「つまり…首のクモの巣のアザが全身に広がったら死ぬ…!」

175☆内輪→←173☆喧嘩のお話



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ひか(プロフ) - にゃんこさん» わ、コメントありがとうございます!!ケースケ君の前世、私も本当気になります!犬種とか!(そこじゃない)あと、あの朱夏様がエサあげたり、散歩させたりしている姿がちらついて……尊い。そうだ、にゃんこさんの作品も、読ませて頂いています!ケース犬……。 (2023年3月13日 12時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ケースケくんの前世がほしい...(シャドサの亡霊)...あ、すいませんでした。面白かったです!! (2023年3月7日 17時) (レス) @page24 id: 3e9c7f1354 (このIDを非表示/違反報告)
T - こちらこそ!(*´∇`)面白い作品なので何回でも読めます! (2021年6月6日 11時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Tさん» ありがとうございます!久しぶりのコメントだったのでメチャクチャ嬉しいです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
T - 読んでてとても面白いです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひか | 作成日時:2021年3月2日 18時

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