166☆残量 ページ16
長い風が吹き抜けた。
「ここ…どこだ!?」
見渡す限り、地面と木が広がっている。
「空き地で戦ってたはずなのに、どういうこと!?」
私もびっくりだ。
「女郎蜘蛛に負けたということか…」
悔しそうに酒呑童子が呟いた。
「ってことは!そうとうまずいんじゃ…!町が壊さたりとかするんじゃない?」
「そんなもんじゃすまないだろ。頼みの綱の妖怪探偵団は全滅だ。奴がなにをするか…」
「とりあえずここがどこなのか調べて、女郎蜘蛛を探そう!」
「そうだな。ちょっと跳んでくる。」
そう言って酒呑童子は跳びあがった。
が、2秒くらいして降りてきた。
「…すまん。跳ぶ妖力が残っていないようだ。」
そんなに…!?
酒呑童子は顔をしかめた。
「酷いな、人間の姿に戻ることもできない…」
「とりあえず、今は休もうよ。」
屋根のあるさっきの場所に戻った。
座り込んだら、急に私も足首がいたくなってきた。
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ひか(プロフ) - にゃんこさん» わ、コメントありがとうございます!!ケースケ君の前世、私も本当気になります!犬種とか!(そこじゃない)あと、あの朱夏様がエサあげたり、散歩させたりしている姿がちらついて……尊い。そうだ、にゃんこさんの作品も、読ませて頂いています!ケース犬……。 (2023年3月13日 12時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ケースケくんの前世がほしい...(シャドサの亡霊)...あ、すいませんでした。面白かったです!! (2023年3月7日 17時) (レス) @page24 id: 3e9c7f1354 (このIDを非表示/違反報告)
T - こちらこそ!(*´∇`)面白い作品なので何回でも読めます! (2021年6月6日 11時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Tさん» ありがとうございます!久しぶりのコメントだったのでメチャクチャ嬉しいです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: 5008a64787 (このIDを非表示/違反報告)
T - 読んでてとても面白いです! (2021年6月5日 17時) (レス) id: cc98960b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひか | 作成日時:2021年3月2日 18時