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加藤side


山「小山?薬はちゃんと飲んだ?」

小「マッスーじゃないんだから言われる前からちゃんと飲んでるよ」

増「ちょっとそれどーいう意味!?

俺だって薬くらい飲めるもん!」


マッスー...よく言うわ(笑)

飲まなきゃいけない薬を飲み損ねて後々大変なことになるなんてことこの子しょっちゅうあるからね...

ただ単に飲み忘れてるだけなのか...それともわざとなのかは俺らには分からないけど


知「加藤さんはいつ発作おこるか分かんないし必要以上に病室から出るの禁止ね」

加「...必要以上って?」

知「じゃあトイレ以外はダメ!」


つまんね...何もできないじゃん


知「マッスーは早く寝ること

あと...人気がないところには行っちゃだめだよ」

増「もぅ...分かってるって!」


あちゃー...マッスー拗ねちゃった(苦笑)

山ちゃんと知念が出てったあとは文句タイムの始まり


小「あれもダメ...これもダメ

いつになったらそういうのから開放されるんだろうね?」

増「...期待したって無駄だよ

破ればこっちのもんでしょ...多少なら許してもらえるよ」

加「俺なんて病室から出るのもダメだってさ」

小「加藤さん! あれ...」


マッスーに関しては諦めモード

規制を破ることに抵抗はないみたいだ

でも俺は知ってる...マッスーが言われたことを破る時はいつも誰かのため

この子は人のために自分を犠牲にしているんだ

窓の外を見ていた小山から呼ばれ小山が見つめる先を見てみると花火をしている有岡くん


小「あの人...今度は何やってんだろ?」

増「加藤さんだめ!」

加「離して」

増「っ...でも」


気がつくと俺の足は病室の外に向かっていてマッスーに腕を掴まれた

なんだよ...さっきは規制を破ったっていい的なこと言ってたくせに

まぁ...マッスーと俺じゃ訳が違うか

マッスーは人の為...俺はただの自暴自棄...だもんな

分かってはいるけどムカついた


加「離せって言ってんだろ!」

増「ビクッ)っ...ごめっ...さぃ...」


マッスーは何も悪くないのに怒鳴ってしまった

あーあ...やっちゃった

マッスー...かなり怯えてる

もしかしたら心閉ざされるかも...

この場に居ずらくなってマッスーの手が解かれたのと同時に俺は中庭まで走った

苦しい...でも花火をもっと近くで見たい

その一心でアイツの元に向かった

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春季(プロフ) - モフルン様、K様コメントありがとうございます。風を感じて2については編集中のためパスワードをかけさせていただいていましたがただいま外させていただきました。作品に興味をもっていただきありがとうございます! これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします (2023年2月6日 0時) (レス) id: 5f9a9db329 (このIDを非表示/違反報告)
K - 同じく風を感じて2のパスワードを教えてください (2023年1月28日 15時) (レス) @page27 id: 643891db52 (このIDを非表示/違反報告)
モフルン(プロフ) - すいません風を感じて2のパスワードを教えてくれませんかお願いします🙇‍♂️ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 2da9da3493 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春季 | 作成日時:2021年12月2日 18時

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