Tell me "baby I love you"

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知念side


剛くんに呼び出されてNEWSの病室へ行った

発作をおこしたという加藤さんは処置もし終えたようで思ったよりも元気そうだ


加「もういいだろ?どけよ...けほっ」

堂「まだ咳がでてるんだから大人しくしとけ

それじゃ...知念あとは任せたよ」


まだ咳はでているものの反抗する余裕はあるようで剛くんと睨みあっている

喧嘩になる前に僕に対応を任せて病室を出る剛くんだけどちょっと待ってよ! 僕1人でこの子の対応なんて無理だって


知「ちょっと加藤さん! 今は動いちゃだめ!」

加「ケホッ...離せ!

マッスーのところに行かなきゃ行けねぇの! っ...ケホケホっ!」

知「あぁ! もう...また発作おきるよ

マッスーなら僕が連れてくるから...だからこれが終わるまでは大人しくしててね」


また咳がではじめてちょっと危なっかしいから病室に用意してある吸入器をセットしてベッドから抜け出せないようにする

まぁ...これをとられたらおしまいなんだけど...さすがに加藤さんはそんなことしないだろう

さて...マッスーが行きそうなところを探しますか

きっとあの子はまた1人で抱え込もうとしてるから


知「マッスー?

!?っ...マッスー! 大丈夫!?」

増「っ...はぁはぁ...だ...じょぶ...はぁ

...かとさっ...とこ...はぁはぁ...て」


屋上で蹲ってて過呼吸をおこしてるマッスー

苦しいはずなのに自分のことはそっちのけで人の心配ばかり

なんでこの子たちはそんな風になっちゃったんだろう?

もっと自分のことも大切にしてほしい...


知「マッスー...目の前で苦しんでる人を見て放っておけるわけないでしょ

加藤さんだってマッスーのこと心配してたよ

だからはやくこの苦しいの治して加藤さんに会いに行こう

ゆっくり深呼吸しようね...僕の真似できる?」

増「んっ...スっ...はぁはぁ...すぅ...はぁ」

知「上手にできてるよ...大丈夫

焦らなくていいからね」


マッスーを抱きしめ背中を擦りながら大きく深呼吸をして真似させる

...マッスーって過呼吸になりやすいんだよね

トラウマだって多いし...優しすぎるが故に色々と考えちゃってるんだろうね

なんとか落ち着かせた後は必ずうとうとしちゃうマッスー

過呼吸って結構体力つかうもんな...

寝ていいよというと目を瞑りすぐに穏やかな寝息が聞こえてきた

チビだと言われる僕よりも低い身長...そして明らかに軽いマッスーを抱っこして病室に戻った

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