大人の味 ページ45
横山side。
.
丸「さっきまで皆で
Aちゃんのツイート見てたんやで〜」
A「え！そうだったんですか！」
渋「今日えらい可愛い格好してるやん」
すばるがAにそう言うと
Aは頬をポッと染めてはにかんだ。
A「ありがとう…ございます」
渋「誰のため？」
A「えっ」
倉「横山くんのためやろ」
「は」
急に出された自分の名前。
戸惑っているとほんのり染まっていた頬を真っ赤にして
大倉を睨んだA。
A「違うもん！」
村「そんな顔赤くして言うても説得力ないで」
ヒナの言葉にうう…と唸りながら額に両手をあてて
目をギュッと瞑ったA。
恥ずかし…って呟いた。
安「Aちゃん、なんか飲む〜？」
A「頂いて良いの？」
安「ぜーんぜん構へんよ〜！」
A「じゃあコーヒー」
「安、俺も」
丸「僕は〜
抹茶ラテにしよーっと！」
安「俺ココア〜」
A「抹茶ラテ…！ココア…！」
キラキラッと目を輝かせながら二人の方を見てる。
「お前も甘いのがええんやろ」
安「あ、そうなん？
じゃあ砂糖とミルク入れる？」
A「だ、大丈夫！です！
ブラック飲みたい！」
丸「元気やねっ！
いいぞいいぞそのパワー！！」
錦「誰やねん」
安「そうー？
でもそう言えば撮影ん時も
ブラックばっかりやったね〜」
A「そうでしょ？
昔は甘いのが好きだったんだけど
この歳になるとブラックの美味しさに気付いちゃって」
安「大人の味やね〜はい、どーぞ」
安がAの前に差し出したコーヒーを
彼女が手に取るより先に
ミルクとガムシロとスティックシュガー丸々1本を
そのコーヒーの中に素早く入れた。
「手ぇ滑った」
錦「え、横山くん何してんの」
倉「それはあかんわ横山くん！」
安「怒っていいねんよー？」
A「もー横山さんってば
いらん事しぃなんだから〜」
やって。
嬉しそうに言うなや。
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作者名：和海
| 作成日時：2017年6月16日 17時
