甘すぎくらいが丁度いい (ページ44)

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1番好きなのは… ページ44

Asaid。

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安くんに会えてテンション最高潮のお母さんが

ライブの余韻もあるのか

大して中身のない話を安くんにし続けてる。

「もーお母さん止めときなってばー」

安「全然大丈夫やで〜」

ニコニコニコニコ。

本当にこれっぽっちも嫌だと思っていないような

楽しそうな笑顔をお母さんに向けて

相槌をうちながら話に付き合ってあげている安くんは

きっと聖母マリアのような寛大な心の持ち主なんだわ…

母「アイスクリームほんまに可愛かったねぇ

私今回のユニットであれが1番好きよ〜」

安「わあ！

ありがとうございますぅ」

横「ちょっとお母さん！

こんだけメンバーおんのにそんなこと言います！？」

母「あら、それもそうやね

ごめんなさいね〜」

倉「あっはっは

ゆるー！」

目尻に皺を寄せて

お腹を抱えて笑うたつよしくん。

こんな小さなことでここまで爆笑するんだから

本当にこの人のツボはよく分からない。

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母「じゃあお母さんそろそろ帰ろかな」

少ししてから唐突に言い出した母上様。

安「えー

まだちょっとしかお話してへんよ？」

横「もう帰りはるんですか？」

母「まだおりたいのは山々やねんけどね

お父さんのご飯用意してあげてなかったなあと思って。

作ってあげな」

安「そうなんや〜」

母「今日はほんまに

楽しい時間をありがとうございました

日頃の疲れなんかぜーんぶ飛んでったよ〜」

村「そう言って貰えて嬉しいですわー！」

安「こちらこそありがとうございました〜」

皆でペコペコ頭を下げあって

何これーってふふふと笑う。

母「じゃあお暇させて頂きます〜」

「じゃあ私もそろそろ…」

母「え？何言うてんの」

「え？」

母「Aはまだおらして貰ったらええやないの」

「…え？」

母「まだメンバーさんにちゃんとご挨拶してへんでしょー

そんな失礼な女優おらへんよ〜」

渋「ぶはっ

お母さん最高！」

「じゃあね〜」と颯爽と帰って行ったお母さん。

関ジャニ∞の楽屋に残された私。

「私はアダムとイブが1番好きです」

横山さんのほうは見ずに言うと

安「それ俺らおる前で言うー？」

ってさっきの横山さんみたいな安くん。

倉「ほんまかわええなあ！Aちゃん！」

たつよしくんは嬉しそうに笑ってる。

倉「まっ、どーせ横山くんしか見てへんやろうけど！」

顔に熱が集まるのが分かった。