スイッチはオン！ ページ5
横山side。
.
デビュー当時からの付き合いやから
もうかれこれ10年ちょっとか。
関ジャニ∞のチーフマネージャーである彼女を好きになったんは。
俺より7つも歳下。
マネージャー1年目の時は確か16歳。
女で、しかも16歳でマネージャーなんて異色のこと。
まあ色々複雑な訳があんねんけどそこは置いといて。
若いから、女やからって
なめられへんように、馬鹿にされへんように、
何より、俺らグループの名前に傷がつかへんように…
誰よりも頑張っている姿を見て
気付いたら好きになっとった。
けどさすがに未成年に手は出されへんくて。
好きって伝えるタイミングを見計らって早10年。
気付けば彼女は女子高生からええ女へと成長し
前までのチーフマネと付き合うてた。
が、
4年間ソイツからの暴力に耐え続けとったらしい。
そんな日々から救ってくれた、
彼女にとってのヒーローは
皮肉なことにメンバーである錦戸亮。
イケメンはやることもイケメンで。
あのどっくんがマネの前ではデレッデレで、
マネもどっくんの前では
普段よりよお笑う。
しかもどっくんに向ける笑顔がむっちゃ可愛い！
俺の立ち入る隙はゼロ。
どんだけ長いこと好きでおっても
恋愛にそんなん関係ないっていうんを
身を持って学んだっちゅーわけや。
.
A「"唯子ちゃん"ってもしかして
噂の横山さんの好きな人？」
倉「そうやで〜」
俺とどっくんがマネを取り合ったことは
メンバー全員知ってること。
もちろんAも。
お互いの恋愛事情を把握し合ってるっていうんもどうなんやろ
それにしても、まさか唯子もおったとは…
「なんで唯子とどっくんのイチャイチャ
目の前で見なあかんの俺」
倉「もーいい加減吹っ切りたいやろ？横山くんも！
やから2人のイチャイチャに
免疫つけたほうがいいんちゃうかなーって思って」
エッヘン！とでも聞こえてきそうなほど得意気な大倉。
A「さすがたつよしくん！
ナイスアイデア！」
倉「やろやろ？」
A「じゃあ今日は横山さんの免疫力アップ会と
私の慰め会ね！」
"お酒頼もーっと"とメニューをパラパラするAを
大倉が目を丸くして見つめてる。
倉「慰め？」
A「聞いてくれる？！」
Aの元カレに対する怒りスイッチをオンにした大倉。
あーあ
めんどなるぞー
ちゅーか
免疫力アップ会てなんやねん！
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作者名：和海
| 作成日時：2017年6月16日 17時
