エイターへの道を行く 2017/7/13 ページ38
Aside。
.
1度好きになるととことん！な性格の私。
実家に顔を出したあの日から
お母さんに借りた(押し付けられた)
関ジャニ∞のDVDを古い物から順番に見て、
関ジャニ∞の曲を片っ端から聴いた。
それからは早かった。
.
塔子「…A」
「はい？」
塔子「また口ずさんでる」
「え？何をです？」
塔子「関ジャニの歌よ！！
無自覚なの！？
駄々漏れよ！」
「うそ！すいません
母の影響で！
マズイですかねぇ…
アイドルのファンになっちゃうだなんて」
塔子「まあ…
正直、
あんたなら大丈夫だとは思うけどね」
「エイターさんの気持ちが痛い程分かるんです！
もう関ジャニ∞さんとラブシーンなんて
エイターさんの立場になったら辛くて出来ない！」
塔子「オファーが来たらしてもらうわよ？！」
暇さえあれば関ジャニ∞の曲を聴き
関ジャニ∞の番組は欠かすことなくチェックして
メンバーが掲載された雑誌は購入。
CMしている商品だって
気付けば手に取っていて。
過去に出演した作品、番組も大体は拝見させて貰った。
見れば見る程、
彼らの魅力にどっぷりハマってしまって
やっぱりお母さんの血が流れてるんだなあとしみじみ。
たつよし君のアイドルとしての面を見て
あれ、かっこいいじゃないかと思ったり。
安くんの可愛いだけじゃない部分を見てドキッとしたり。
もちろん、2人だけじゃなくメンバー皆の個性に終始ドキドキしっぱなし。
だけど1人だけ、
桁違いにドキドキしてしまう人がいる。
皆のお兄ちゃん。
忘れ物は酷いしよく噛むし
色白でプルプルの唇はよく映える。
すぐムキになっちゃうくせに
よく周りを見てて
皆に追いつくためにトランペットを初めて
努力する直向きな姿が眩しい、彼。
長い付き合いと言えど知らなかった
弟さん達と3人で暮らしてる理由。
今なら分かる。
エイターとして、
どうしようもなく彼に惹かれてる。
「誰かのファンになるってこんな気持ちなんだ…
って感じ！」
塔子「その人が頑張ってるから頑張れるのよね
あんたのファンもそれは同じよ
だから仕事、頑張ってね♪」
「塔子さん…その笑顔怖い…」
塔子「うちの稼ぎ頭なんだから
バリバリ働いてもらうわよーっ！」
また暫く休みナシか…
でも、塔子さんの言う通り。
関ジャニ∞もツアーに仕事に頑張ってるって思ったら
頑張れるんだから、不思議だ。
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作者名：和海
| 作成日時：2017年6月16日 17時
