男装生活とその日常について ３

ジョシュアと会議 ページ38

ジョシュア視点





ペンコンのプラグラムを他のメンバーに任せて作業室に旅立ったウジとAの元へ、スンチョルと二人で逃げ出して……いや、休憩しに行くことにした。



差し入れを兼ねてコーヒーやジュースを買いウジの作業室に入ると、なにやら二人で仲良く作業していたみたい。

デスクの前に座るウジの右肩に手を置いて、Aがこちらを振り向いて手を振った。




スンチョルの「お前たちも息抜きしろよ」の一言でウジとAがソファに座るんだから、この同級生はなかなか良いパパをしていると思う。


袋の中から「これ何の味？」と苺のジュースを持ち上げるAへ、激化しつつあった計画表の一部を伝える。





「え？コンサートで女装をすることに……？」





露骨に嫌だと顔を歪ませたのを見て、ウジが隣で膝を叩きながら笑った。



落としかけたジュースのカップを、スンチョルが横から「気を付けろよ〜」と支える。

子どものお守りをする休日のパパって、きっとこんな感じなんだろうなぁ。





JS「今の所それで話が進んでるよ」

＿「いつも思うけど、女装って誰が喜ぶの？」

SC「う〜ん、カラット？」

＿「喜ぶ……？カラットが女装を……？正気……？」

SC「オレに言うなよ……ホシとミンギュに言ってくれ」

＿「あ〜、考えそうな二人……で、誰がやるの？ウジ？」





今まで我関せずと大笑いしていたウジが「オレを巻き込むなよ」と、一瞬にして真顔になる。

「女装が楽しみで笑ってるのかと思った」なんてAから嫌味を言われ、ウジが肩を三発殴った。



横から来る衝撃を目を瞑って耐えながら、Aが「それよりさぁ……」と語尾を緩ませて僕たち二人に問いかける。


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