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KAY side
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父「もう君はSEVENTEENじゃないか
もう少し、頑張ってみないか?」
JH「…辛いんです…もう…」
父「今はまだ慣れてないだけだよ
大丈夫、そのうち慣れるよ」
JH「…でも…」
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こんなにも、ジョンハニヒョンが
辛い思いをしてたなんて。
もっとちゃんと
向き合うべきだった…。
自分の立場だったら
どう思うかなんて
よくわかるはずなのに。
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“僕ができることではないと思う…”
“でも…”
ジョンハニヒョンの弱弱しい声が
練習生になる前の自分と重なる。
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やっぱり、どこか
似てるのかもしれない。
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___ガチャ
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そんなことを考えていると
目の前の扉が開いた。
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「あ…ヒョン…」
JH「…」
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気まずそうに顔をしかめたジョンハニヒョン。
目にうっすらと涙を浮かべていた。
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なんて声をかければいいんだろう…
僕にできることって…
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・
「ジョンハニヒョン…っ」
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どうしていいかわからず
とりあえずジョンハニヒョンに抱きついた。
細い体を震わせていて
今にも消えてしまいそうだった。
どこにもいかないように
ぎゅっと抱きしめる腕に力をこめる。
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前を向けばアボジがにっこりとほほ笑んでいる。
目が合うと、うんうんと頷いた。
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「…僕、ジョンハニヒョンと
なかよくなりたい…です…」
JH「…」
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体を離して向き合うと
涙を静かに流していた。
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「せっかく…こうして出会えたし
一緒に、がんばりません…か?」
ヒョン相手に、こんなこと言っていいのか
分からないけど
ジョンハニヒョンが
どこかに行ってしまうくらいなら。
ゆうヒョンみたいに
突然仲間がいなくなるなんて
もう嫌なんだ。
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JH「…うん…そうだね」
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涙をそっとぬぐうと
潤んだ瞳で弱弱しく笑った。
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だんご(プロフ) - エイサシ48さん» コメントありがとうございます!ディエイシもう少しで練習生加入します!(笑)これからもよろしくお願いします! (2019年6月16日 11時) (レス) id: 22b276d96f (このIDを非表示/違反報告)
エイサシ48 - 今日この小説一気読みしました!メンバーの優しさがイケメンです、、。エイトが早くこないか楽しみにしています! (2019年6月14日 20時) (レス) id: 9709de55c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だんご | 作成日時:2019年5月26日 21時