青色に染まれ

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『起きてた、のか』


「彰悟さんに運ばれてるとき目覚めた


それより、さっきの、ほんと？」




咄嗟の出来事に言い訳が浮かばない





『忘れて』


「やだよ」



ベッドに腰掛けるAに腕を掴まれる




「ほんとなの？」


『、』



「お願い彰悟さん、




答えて？」



『だめ』



「どうして」



『Aを幸せにできない』


「なにそれ」



『7歳も年上のおじさんだぞ？笑』


「関係ない」


『関係なくない』






「関係ない！」



Aの言葉が静かな寝室に響いた






「好きだもん



ずっと好きだもん




初恋だよ？


今だって、大好き





わたしは彰悟さんが



最初で最後の好きな人なの」









そう言ったAに視線を向ければ


あの頃よりも何十倍も綺麗になって





もう立派な女性なのだと




その事実が視界を埋め尽くす







「わたしはもう子供じゃない


彰悟さん、




わたしじゃだめ？」





俺を見上げて訴えかけるAに


気持ちを隠す術がなくて






『本当に、俺でいいの？』






そう一言だけ呟けば



今までの表情から一変




顔いっぱいに笑顔を咲かせたAは



「彰悟さんが、いいの」





俺の腕を引いた





Aに覆い被さるような姿勢になって







一気に上がった心拍数








「好きだよ、彰悟さん」


『俺も







好きだよ』





好きな人に想いを伝えられる幸せを噛み締めながら




小さなキスを落とす







『もう、我慢しないから、』


「うん



わたしも我慢しない」




『好きなだけ甘えて』


「やった笑笑」




『一生離してやれないかも笑』


「一生離れてあげないから笑」









額と額をくっつける




『A、愛してる』


「わたしも、愛してる」




もう一度口付けて




そこから先は＿＿







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一緒に笑って D.R→←.

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