僕は日本人 3

135 ウォヌ ページ36

ｽﾝｸﾞｧﾝ「ヒョン!早く食べましょう!!」

久々手作りの夕飯で早く食べたくて仕方がないスングァナはいつもより行動がはやい

スニョアの隣に座ってるAの前には日本式のお粥が置かれている

皆のご飯と別にミンギュがネットで調べながら作ったらしい

ｽﾝﾁｮﾙ「よし揃ったな、いただきまーす」

「「いただきまーす」」

皆がいっせいに食べ始める中、Aはゆっくり食べ始めしばらくすると手が止まった

ﾎｼ「ん?Aどうしたの?」

『…』(´ ˙-˙)

ﾐﾝｷﾞｭ「口に合わなかったのかな?味見した時、不味くはなかったけど…やっぱり日本で食べるのと違うよね?」

ｳｫﾇ「A、맛있어 (美味しい)?」

『…』( ._.))ｳﾝ

あ、美味しいって言葉も分かるんだ

ﾐﾝｷﾞｭ「あ〜良かった〜」

一安心するミンギュを見てたらスニョアの少し慌てた声が聞こえてきた

ﾎｼ「えっ…どうしたの?」

下を向くAの顔を覗き込んでる

ｼﾞｽ「スニョアどしたの?」

ﾎｼ「わ、分かりません…けど、泣いてます」

そう言いながら服の袖でAの涙を拭くスニョア

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「A、どうした?ん?」

完全に打ち解けたんだろう、ハニヒョンがAに近づき頭を撫でながら話しかけ始めた

『…会いたい…家族…皆に、会いたい…っ』(´;︵;`)

日本語だし泣きながら話してるから何言ってるか分からない

ﾎｼ「...가족 (家族)?今家族って言った?家族がどうしたの?なに?」

ﾄﾞｷﾞｮﾑ「韓国と日本の家族の発音似てますよね?会いたいんじゃないですか?」

ﾃﾞｨﾉ「ミンギュヒョンが作ったお粥で思い出しちゃったんですかね?」

ﾐﾝｷﾞｭ「なんか悪いことしたな…」

あぁ、そんな分かりやすく落ち込むなよ

ｳｫﾇ「ミンギュ、お前は悪くないよ」

ﾐﾝｷﾞｭ「ヒョン…」

捨てられた犬みたいにこっち見ないでほしい

ｽﾝﾁｮﾙ「A、これまだ食べるか?」

食べる仕草をしながら聞くスンチョリヒョン

なんでその質問をするのか謎だ

『ん…っ』((´;︵;`))ｳｳﾝ

ｽﾝﾁｮﾙ「『携帯:もう食べないならヒョンと向こうに行こう』取り乱す前に落ち着かせてくる、お前ら食べてな」

Aをヒョイと抱えスンチョリヒョンは俺らにそう言いリビングから出て行こうとした

まだ食べるか聞いたのはAを別の部屋に行かせるからだったんだ

あぁ、こういう時ヒョンはリーダーらしくてホント頼りになる

ｳｫﾇ「ヒョン、俺も行く」

何となく気になって俺はヒョンの後を追った

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