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「
私は2人に向かい頭を下げる。
「隠しててごめん。実力が試したくて､､､」
「いや、怒ってるとかじゃなくびっくりしたというか」
ジヨンが慌てたように言う。
「コネだと思われても仕方ないよ。」
実際にそうなのかもしれないけど。
自信の無くなりを表現するように、下を向いてぎゅっとズボンの裾を握る。
「そんなこと、思わない。」
ジヨンの声と共に、そっと肩に手が触れる。
ハッとしたように顔を上げると、ジヨンとハユンがこちらを見ていた。
口角を上げ、ハユンが続ける。
「ジウン、歌上手いじゃん。ダンスはまあ、ほら、あれだけど。」
「あれってなによあれって！私だってオッパ達の練習見てたし。努力してるんですけど？」
くつくつと2人が笑った。
私もつられて笑ってしまい、だんだん目に涙が浮かぶ。
友情って、こういう感情のことなのかも。
出会って2日の私たちだけど、漠然とそう思った。
「まあ、とにかく！コネだって言われても信じられないくらい歌上手いからさ、自信持ってよ！」
ジヨンの言葉に頷き、本来の目的であった昼食を食べ始める。
「へえ、ウジ先輩が？」
「意外かな？」
「意外意外！考えたこともなかった。」
「てことは、ホシ先輩も一緒に？」
「うん、雷くらってたよㅎㅎ」
「あーっ、笑えるㅋㅋㅋㅋ」
他愛もない話、SEVENTEENの裏側の話。
私にとって身近な存在だった彼らだけど、やっぱり世間からすると遥か遠い、別次元の人たちなんだなと思い知る。
「だからこの事務所にしたってこと。2人は？」
話はどうしてPledisに入ったかという方向に展開された。
「はいはい！」
「ジヨン学生、どうぞ。」
「とあるオーディション番組の、出演者の審査の時に、ここの練習生の方がいたの！その方はオーディションに受かって、そのままデビューされたんだけど、私ほんとにその方のダンスが好きで！憧れて受けたら受かりました！」
「なるほど、ハユン学生？」
「はい。私は知っての通り顔が整っているので、下校中にスカウトされました。当時は生徒会長もしてて、忙しいから断ったんですが、引退してからまた新人開発チームの方が来て。何社かお誘いをいただきましたが、友達がSEVENTEENのファンで、押されてここのオーディションを受けたら受かりました。」
「なるほど。実に憎たらしいですね、ハユン学生。」
そんな話で笑いながら会社に帰り、私たちはそれぞれ練習へと向かった。
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千笑 - お待たせいたしました。更新を再開させていただきます。 (2023年1月9日 13時) (
レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - いつも小説を楽しんでいただいてる皆様へ。作者の千笑です。私情により、ログインすることができなくなってしまったため、長期間更新ができないかもしれません。申し訳ありません。状況が改善した時にまたお伝えします。 (2022年12月28日 21時) (レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
Kokuma(プロフ) - めちゃめちゃ好みです！続きが楽しみです。 (2022年12月17日 21時) (レス) id: 9eeff62ceb (このIDを非表示/違反報告)
こまり(プロフ) - まさかの展開すぎてびっくりしてます。続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年12月7日 23時) (レス) @page38 id: e86bc2c528 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 前々から読ませていただいているのですが、読んでてすごく引き込まれるし、読むたびに続きが気になってしょうがなかなってしまいます！！むちゃむちゃ好きです！！いつも更新ありがとうございます‥！！ (2022年12月7日 0時) (レス) id: 6864ce5b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千笑 | 作成日時：2022年10月31日 10時
