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「､､､ア！ジウナ！！！！」
もうちょっとだけ、あとちょっとだから､､､
「起きなって！イジウン！！」
大きな声とともに柔らかい何かが私の体に叩きつけられた。
「うわあっ！？なに！？」
飛び上がって声の主を見ると、呆れた顔でジヨンが佇んでいる。
「何って、今7時だから！会社まで10分かかるの！30分には出るよ！」
しまった。アラームをかけ忘れた。
眠りにつく寸前、アラームの心配をしたことを思い出す。
慌ててベットから脱出、猛スピードで着替えて洗面所に向かう私の後ろから声が飛んでくる。
「ハユニがコンビニで朝ごはん買ってくれてるから、歩きながら食べるよー！」
「
全力で最短距離をダッシュし洗面所に着くと、3人ほど先客がいた。
先輩のオンニが2人と、同期の年下の子が1人。
「
「「おー、ジウナ
先輩はもう髪型まで整え、出る寸前といった様子だった。
いよいよまずい。
先輩より後に着くなんてあってはならないことだ。
洗面所から出て行った先輩たちを見送り、歯磨き、洗顔、ヘアセット
と、10分かけてとりあえず外に出られると言った段階にこぎつける。
メイクは諦めよう。どうせ汗かくしね。
洗面所から出た時にはすでに25分。
残りの5分で練習に必要だろうものをリュックに詰め込む。
「ジヨンア。もう行けるよ。」
部屋から出てきたジヨンに声をかけ、リビングに目を向けると先輩はまだ朝食を食べているようだった。
「､､､4、5。」
最後に先に行った先輩がいないことを確認し、ジヨンとともに玄関を飛び出した。
「ちょっとジウナ！速い速い！」
ジヨンは走るのが苦手なようで、大きな荷物を抱えながらパタパタと一生懸命走っていた。
対する私も運動が得意なわけではなく、2人揃って息を切らしながらハユンの待つコンビニへと走る。
初春の朝、ソウルはまだまだ寒い。
吹いてくる風が頬にあたり、冷たさがすうっと抜けていく。
「おおっ、さむっ！」
体力を使い切ってしまい、いつのまにか2人して歩いているとジヨンが身震いする。
2人とも練習着の上には何も着ておらず、ペディンを持ってくるべきだったと後悔する。
走ってしまったため汗が乾き、余計に寒さを感じる。
「学校でもこんな走ったことないよ。」
ジヨンの言葉に深く同意するように頷くと、コンビニからハユンがこちらに顔を覗かせていた。
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千笑 - お待たせいたしました。更新を再開させていただきます。 (2023年1月9日 13時) (
レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - いつも小説を楽しんでいただいてる皆様へ。作者の千笑です。私情により、ログインすることができなくなってしまったため、長期間更新ができないかもしれません。申し訳ありません。状況が改善した時にまたお伝えします。 (2022年12月28日 21時) (レス) id: 6154d9208d (このIDを非表示/違反報告)
Kokuma(プロフ) - めちゃめちゃ好みです！続きが楽しみです。 (2022年12月17日 21時) (レス) id: 9eeff62ceb (このIDを非表示/違反報告)
こまり(プロフ) - まさかの展開すぎてびっくりしてます。続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年12月7日 23時) (レス) @page38 id: e86bc2c528 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 前々から読ませていただいているのですが、読んでてすごく引き込まれるし、読むたびに続きが気になってしょうがなかなってしまいます！！むちゃむちゃ好きです！！いつも更新ありがとうございます‥！！ (2022年12月7日 0時) (レス) id: 6864ce5b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千笑 | 作成日時：2022年10月31日 10時
