161日目 インフルエンザ ページ10
綾瀬「ねぇ山田。やっぱ帰った方がいいんじゃない?」
一椛「やだ…………っ……」
綾瀬「やだって言ってもさぁ……あんたのそれ絶対____________インフルエンザだよ。」
季節の変わり目はよく体調を崩すと言われる。それは彼女たちも同じで現在山田一椛は机にぐったりと伏せていた。
朝、電車で会い2人で学校に足を進めていた時、一椛が「ん〜……」と唸りながら首を回した。それを見て「どうかした?」と綾瀬が聞くと、
一椛「なんか、体の節々が痛い」
と言い出したのだ。それを聞いて綾瀬は一瞬で察した。これはインフルエンザでは。最近ほかのクラスでもインフルエンザになり休む生徒が多々出ている。
綾瀬「体の節々が痛いってそれインフルエンザじゃないの?」
一椛「は?!そんなわけ!!だって全然しんどくないし」
「山田よ、インフルエンザは最初は体の節々が痛み徐々に体調が悪くなるんだよ」と心の中で呟いた。
元気そうな一椛を見てまぁ大丈夫か、と思ったのが朝の話。時間が経つにつれだんだと重くなっていく体、上がる息に一椛も焦りだした。
そして現在昼休み。
綾瀬「ご飯食べないの?」
一椛「食欲、ない…………頭がボーってしてる……」
綾瀬「もう帰りなよ……てかマスク。ちゃんと付けなさい」
マスクをつけ直し再び机に項垂れる一椛に綾瀬は小さくため息をついた。
______________________
___________
綾瀬「山田、学校終わったよ。帰ろ?」
一椛「ん……かえ、る…………」
帰る、と口で言うものの体が言うことをきかないのかなかなか動こうとしない一椛。「しんどい?」と綾瀬が聞くも「大丈夫」と口に出すだけでどう考えても大丈夫ではない。
綾瀬は悩んだ末、携帯電話を出しある人に電話をした。幸い終礼も終わったばっかり。まだこの学校にいるだろうと思い電話の向こうから声が聞こえるのを待った。
3コールなったくらいで相手が電話に出た。しかし周りの騒がしい音が耳に入ってくるだけで本人の声は聞こえない。
綾瀬「もしもし?おーい。じろちゃーん」
『……………………んだよ』
綾瀬「え、なんでそんな不機嫌なの?反抗期?なんでなんで?」
『るっせぇ!!なんだよ、用ねぇなら切んぞ』
綾瀬「ごめんごめん。ちょっと私のクラスまで来て欲しいんだ」
『はぁ?なんで』
綾瀬「ちょっと山田がさ…………」
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時