196日目 ページ45
『了解』と返事を打ち帰ってくるのは21時過ぎかなぁ……と呑気に考える綾瀬だが隣でそれを見ていた一椛は少し顔を引きつらせた。
それ、バレるフラグじゃ……、と思うも口に出さないのは多分一椛の親切心である。
一椛「フラグ建立選手権1位になれるよきっと」
綾瀬「シンプルに何言ってるの???」
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夜9時過ぎ。綾瀬はソファーに座りのんびりと過していた。問題のテストは今頃理鶯が火起こしに使っている。
隠蔽は完璧。そう思い滅多に使わないワイングラスにファンタグレープを入れ優雅に過していた。
と、21時を約15分程すぎた頃、鍵の開く音が聞こえ銃兎が帰ってきた。しかしまぁ優雅に過ごす綾瀬は「おかえり〜」と呑気に返すだけ。
その背後で銃兎が黒いオーラーを出しているとも知らずに綾瀬はファンタグレープを1口飲んだ。
銃兎「随分と楽しそうな時間を過ごしているようで」
綾瀬「そりゃあもう優雅な夜だよ」
銃兎「ではそんな優雅な夜を過ごしているあなたに聞きます。これはなんだ」
綾瀬「え…」
銃兎の言葉に後ろを向く綾瀬だが手に持っているものを見てピシッと固まった。そう、銃兎が手に持っていたもの。
昨日わざわざ森へ行きぜひ燃やしてくれと理鶯に渡したテスト用紙。綾瀬は手に持っていたファンタグレープの入ったワイングラスを机に置いた。
綾瀬「……ははっ、ウケる」
銃兎「ウケねぇよ!!!何だこの成績!!」
綾瀬「いや、あの、違うくて……」
銃兎「何が違うんだ!!!」
綾瀬「いや、だからぁ……」
激怒している銃兎にどう言い訳しようか考え続ける綾瀬。そんなに文句を言われても困る。だって私も点数見て首傾げたもん。
と1人悩みでもこれを言ったら余計怒るなぁとのんびりファンタグレープを口に入れる。が、あまり反省していない様子に銃兎は綾瀬の頭を鷲掴んだ。
銃兎「呑気にファンタ飲んでんじゃねぇよ」
綾瀬「あいたたたたたた」
銃兎「もっとなんか言うことあるだろうが!!」
「えー……」とどうしようか考えていた時、1つ。疑問が思い浮かんだ。
綾瀬「ていうか、なんでそれお兄ちゃんが持ってるの」
銃兎「理鶯から貰ったんだよ」
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時