191日目 ページ40
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二郎「ごちそうさま!やっぱり兄ちゃんの飯が一番美味しいね!!」
一郎「そうか?ありがとな!!」
あれからなんとか一椛を落ち着かせ現在、4人揃って食卓を囲んだが相変わらず三郎と一椛の間には気まづい空気が流れている。
そんな2人を見てか、特に事情を知らない二郎はとことん一椛の地雷を踏み抜いた。
二郎「お前は何をそんなに拗ねてんだよ。テストでいい点取ったなら喜べばいいだろうが」
一椛「…………うるさいぞ低脳」
二郎「あ"ぁ?!?!んだよ急に!!!」
一椛「お前は小学生かなにかなの?」
二郎「高2だわ!!」
一椛「高2なのにお前は平仮名読めないんですか?!?!昨日冷蔵庫にあったプリン勝手に食べたでしょ?!?!」
二郎「なっ……!!今それ関係ねぇだろ!!!」
一椛「先謝るのが常識だろうが!!名前書いてたにも関わらず食べるなんてさすが馬鹿だな!!!」
二郎「んだと?!?!」
果たしてその喧嘩は今することなのか。テストはもういいんですか。とツッコミたいのを三郎は静かに我慢した。
傍から見れば頭の悪そうな喧嘩に見えるが実はそうではない。一椛はもうテストの話題に触れられて欲しくなくて話をそらすので精一杯。
なんとかいつも通りの振りをしているけどとんだ黒歴史を作ってしまった……と割と今も恥ずかしがってるのだ。
ただついでにプリンのことを怒ってるだけ。
一郎「………一椛」
一椛「なに?!?!って、え……は?」
一椛にとっての黒歴史をなかったことにしてあげよう。そう思い立った長男。開き直ったのかなんなのか急にバッと腕を広げた。
そんな一郎の奇行に「はい……?」と引いた目で見る一椛。
一椛「いち兄、何してるの……」
一郎「こっちこい」
一椛「え、いや、いい……」
一郎「いいから」
一郎の真剣な表情に断りきれずそっと一郎に近づく。二郎と三郎が見つめる中一椛は一郎の前に立った。
一椛「あの、はい。来ました」
一郎「よし」
一椛がちゃんと目の前に来たのを確認すると一郎は自分の手を重ね指をポキポキと鳴らし始めた。その音に「ひぃっ……」と一椛は背筋を伸ばす。
一郎が指を鳴らすのはだいたい怒っている時かやる気に満ちている時。つまり一椛からしたらあまりいいイメージがないため完全に固まった。
「ふぅ、」と一息付き、一郎は一椛に手を伸ばした。
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時