181日目 ページ30
綾瀬side
あれからお兄ちゃんの運転にて山田家へと向かっている訳ですが。まじで通知が止まらない。
メールの通知ではすでに100件を超えていてじろちゃんからも来はじめたから余計に通知が止まらない。
山田からのメール狂気じみてて怖いんだよね。『いつまで無視するの?』『未読無視しないで』『面倒くさすぎて開かないのわかってるから』
いや、ストーカーじみたこと送って来ないで欲しい。シンプルに怖い。シンプルにやばい。
そして現在、50回目の着信。ついため息がこぼれる。
三郎「また無視するの?」
綾瀬「だってさぁ……」
銃兎「だってじゃない。もう時期着きますから連絡入れてください」
綾瀬「んぁい」
私は仕方なく、仕方なくね。その50回目の着信に通話ボタンを押した。そしてそのまま携帯を耳から約30cm離した。
一言目は何かなぁ。私は「入間!!!」ってキレてるに1票ね。
綾瀬「もしもーし」
一椛『出るのが遅いんだよこのノロマ!!!!!!!』
綾瀬「私の名前はノロマではなく入間です」
一椛『そうじゃない!!!!』
綾瀬「なになに、どしたの」
一椛『その、!あ、三郎が……!!!あ"ーーー』
綾瀬「語彙力逃亡中じゃん」
一椛『うるさい!!!三郎が!!帰って来ないの!!!あの低脳が余計な事言って、それでいち兄も怒って、』
綾瀬「うんうん、そして家を出て行ったその三郎君は現在私の隣にいます」
一椛「は……?」
電話の向こうで山田が固まった。そして横に座っているさぶろーたは気まずそうに視線を窓の外へと反らした。
山田からの返答が来ないのでとりあえず「ま、あと数分で着くから」と伝えて電話を切る。そしてそのままそっと電源も切った。グッドナイト、私の携帯。
三郎「綾瀬、その、一椛姉何か言ってた……?」
綾瀬「え、まぁ、……心配はしてたよね。語彙力なくしてたし」
三郎「そ、か……」
そう言ってさぶろーたは手に持っている携帯を見つめ少し嬉しそうに手に力を入れ握りしめた。
……ん?携帯?ケイタイ………………
綾瀬「さぶろーたさぁ」
三郎「な、なんだよ」
綾瀬「その携帯、連絡来てないの?」
三郎「え、……あっ…………」
私の言葉に一瞬固まるも思い出したのかとてつもない間抜けな顔で携帯を見た。
何度かホームボタンと電源ボタンを押すも反応はゼロ。これはもしやあれですか。
三郎「電源、切ってたの忘れてた」
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時